浅草の中心、雷門。そのちょうど向かい側の歩道にいつも長い行列ができているのを見たことはあるでしょうか。
朝から夕方まで1日中続くこの行列は、テレビなどでもよく取り上げられていて有名な「亀十」のどら焼きを買うための行列なのです。
そんなに美味しいのか確かめるため、行列に並んでみた
お店の開店は朝10時。いくらなんでも、ここは観光地浅草。開店前から気合い入れて並ぶ人はそんなにいないだろうとたかをくくって、お店の前に到着したのが9時30分。
数えるとすでに50人くらいの人が行列を作っていました…
ちょっと考えが甘かったと反省しつつも、そんなことを考えている間にどんどん人がやってきます。開店前からどんどんやってくる人の列を、お店の人がテキパキと指示をしてタイトにまとめていきます。その指示に従って私も行列に並びました。
10時ちょうどにお店は開店。前方から順番にお店の中に誘導されて入っていきます。開店から40分、行列に並んでから待つこと1時間10分、やっと私も店内に入ることができました。
お店の中には、どら焼き以外にも最中やきんつばなどの和菓子がずらりと並んでいます。が、ほとんどの人はやはりどら焼きを買っていますね。
店内で10分ほど待ってついに注文の順番が回ってきて、無事どら焼きを買うことができました。
亀十の行列のできるどら焼き、その味は?
まず、サイズが大きいです。直径12cmくらいあります。
そして、皮が独特。色だけ見ると、少し焼きむらがあってパンケーキのような感じです。いざ食べてみると、行列ができる意味が分かりました。
皮がとにかくふわふわなんですが、ただのふわふわではないんです。非常に言葉にしにくいのですが、ふわっとしていながら中はしっとり&ギュッと詰まっていて、それなのになぜか軽くてとろけるような食感です。矛盾してますが(笑)、他では食べたことのない食感であることは間違いありません。
写真では分かりにくいかもしれませんが、皮の中がとてもキメの細かい仕上がりになっているのです。
餡は甘さ控えめなので、一見大きいどら焼きですが、案外ペロッと食べてしまうことができます。小豆餡のほかに、白餡もありました。白餡のどら焼きも人気は高いようです。
1日3,000個限定生産らしく、早いとお昼すぎには売り切れることもあるそうです。この日も私が買ってお店を出る時点で、外には100人ほどの長い行列がまだまだ続いていました。
行列は歩道の端っこに整然と並んでいるため、意外と行列に気付かずにそのままお店に入っていくお客さんも多かったですね。お店の入り口に案内の人が立っていて、そうしてフラっと店内に入っていくお客さんを行列の最後尾に誘導していました。10時半過ぎの時点で2時間待ちぐらいと言っていました。
気になるお値段ですが、どら焼き1個325円です。安くはないですね。ただ、ちょっとした洋菓子なんかを買えば350円くらいしますので、個人的にはこの美味しさなら納得できる金額だと思いました。
行列に並ばなくても食べる方法はないの?
こんなに人気のどら焼きなら一度は食べてみたい、でも浅草まで行って行列に並ぶのはちょっと…という方もいるかもしれません。
で、なんとか行列に並ばなくて済む方法はないか調べてみたのですが、ホームページを見ても通販をやっているわけでもないので、ちょっと難しそうですね。
ただし、電話注文で予約ができるそうです。実際には予約ができても買えるのは1か月ぐらい先になるとのこと。そのくらい予約が立て込んでいるそうです。気長に待つことができる人であれば、一度電話してみてはいかがでしょうか。
予約以外で労力少なく購入するには、やはり平日の開店前に並ぶのが一番でしょう。平日ならば開店前に並んでいる人はそんなに多くないそうです。あとは逆に夕方。売り切れていなければですが、20人くらいの待ち人数で買うことができる日もあるようです。
和菓子が好きな人ならば、ぜひ一度は食べてもらいたいどら焼きです。長い行列に並んでまで買おうとする気持ちがよくわかりました。その価値はあるのではないでしょうか。それでも、やっぱりあんまり長い時間は並びたくないですよね~。下手したら、せっかく浅草に来たのに、観光する時間なんてなくお土産のどら焼きしか買えなかった…なんてことにもなりかねません。
なので、亀十のどら焼きを買うならベストは平日の開店ちょっと前。もしどうしても休日しか来ることができなければ、開店の30分~1時間くらい前には並んでおいた方がいいでしょう。
亀十のお店情報
御菓子司 亀十
住所:東京都 台東区 雷門2丁目18-11
アクセス:銀座線2番口から徒歩1分/浅草線4A口から徒歩3分
電話番号:03-3841-2210
営業時間:10:00~20:30
休日:不定休
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