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【2023年版】シニアが使う初めてのスマホはどれがいい?ドコモ・au・ソフトバンク・格安スマホでチェック!

PC・スマホ

60歳以上でスマホを利用している人の数は年々増えてきています。

総務省の調査で、スマートフォンの保有状況は

  • 60歳~69歳:79.3%
  • 70歳~79歳:53.1%

総務省「令和3年通信利用動向調査の結果」より

このように、60代では約8割、70代でも半数以上のシニアがスマホ生活を楽しんでいることが分かります。

ただ、中には「自分には難しくて使いこなせないんじゃないか」「スマホは危険じゃないのか」「料金が高くて払えないんじゃないか」など不安があってスマホ利用をためらっている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、そんな不安を解決するために、シニア世代が安全・簡単に使えるおすすめスマホについて詳しくご紹介していきます。

  • ドコモ・au・ソフトバンクでシニア向けに発売されているスマホはどれか
  • 格安スマホの会社でシニアでも使いやすいものはどれか

シニア世代が初めて使うスマホ選びの参考にしてみてください!

 

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ドコモ・au・ソフトバンクのシニア向けスマホ

まずは、大手のドコモ・au・ソフトバンクで発売されている「シニア向け」のスマホをチェックしてみましょう。

3社ともに、シニア向けに画面が見やすく操作も簡単なスマホを用意しています。

今契約している会社(ドコモ or au or ソフトバンク)でスマホに機種変更するのが一番安心、という人も多いのではないでしょうか。

ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを選ぶメリット

  • 店舗数が多いので、分からないことや故障の相談に行きやすい
  • これまで貯めていたポイントなどをそのまま使える(貯められる)
  • 大手の安心感がある

ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを選ぶデメリット

  • 料金が高め

料金は高めでもいいから安心して使いたいという方は、ドコモ・au・ソフトバンクのいずれかのスマホを選ぶのがおすすめです。

では、それぞれの会社から発売されている最新の「シニア向け」スマホをチェックしていきましょう。

ドコモ「らくらくスマートフォン(F-52B)」「あんしんスマホ(KY-51B)2022年2月24日発売

ドコモのシニア向けスマホは現在「らくらくスマートフォン」と「あんしんスマホ」の2種類が発売されています。

「らくらくスマートフォン(F-52B)」

写真引用元:NTT docomo公式サイト

「らくらくスマートフォン」はドコモのシニア向けスマホの定番機種です。大きく見やすいボタンアイコンだけでなく、画面の操作がしやすい「らくらくタッチ」が特徴。また、ふつうのスマホのように使える「スマホかんたんモード」に画面を切り替えることもできます。

機種代(スマホ本体の料金)

本体代金51,744円
分割払い36回
月々1,437円

 

「あんしんスマホ(KY-51B)」

写真引用元:NTT docomo公式サイト

「あんしんスマホ」は、一般的なスマホにより近い操作性が特徴。ただ、シニアでも使いやすいように、ボタンアイコンは大きくよく見えるようになっています。

機種代(スマホ本体の料金)

本体代金41,976円
分割払い36回
月々1,166円

 

ドコモの月々の通信料・通話料(例)

はじめてスマホを使う場合「はじめてスマホプラン」

はじめてスマホプラン
データ通信通話料金
1GBまで1回5分以内の国内通話無料12か月間:1,265円
13か月目以降:1,815円
かけ放題オプション
(24時間国内通話無料)
12か月間:2,365円
14か月目以降:2,915円

「はじめてスマホプラン」が適用になるのは、

  • ドコモのFOMA(ガラケー)から契約変更する方
  • 他社の3G携帯携帯(ガラケー)から乗り換える方

どちらの場合も、別途事務手数料3,300円がかかります。

利用料金はとても安く抑えられているのですが、データ通信が毎月1GBまでとかなり少ないので注意が必要です。1GBを超過すると、月末まで最大128kbpsの低速での通信になります。

はじめてスマホを使う場合は「はじめてスマホプラン」が適用されるので、スマホ本体の機種代と合わせて最安2,400円/月ほどから利用できます。通話の24時間かけ放題定額オプションをつけても、最初の1年は3,500円/月程度で収めることができます。

 

スマホから機種変更・乗り換えの場合

すでにスマホを使っている方が機種変更や他社から乗り換える場合、通常の料金プランが適用となります。

5Gギガライト(1~3GB使うと仮定)4,565円
かけ放題オプション
*国内通話が24時間無料
1,870円
合計6,435円

この場合、機種代を含めると毎月かかる金額は7,500円ほどになります。

 

au「BASIO4(ベイシオ4)」2020年2月7日発売

「BASIO4(ベイシオ4)」

写真引用元:au公式サイト

auのシニア向け機種「BASIO4」も画面のボタンが大きくシニア世代でも見やすく操作しやすいのが特徴です。

機種代(スマホ本体の料金)

本体代金22,000円
分割払い24回
1~23回目:770円、24回目:4,290円

 

auの月々の通信料・通話料(例)

はじめてスマホを使う場合「スマホスタートプラン60」

スマホスタートプラン60
データ通信通話料金(新カケホ割60適用)
1GBまで通話定額2
(24時間国内通話かけ放題)
1年目:1,265円
2年目以降:2,365円
3GBまで1年目:3,465円
2年目以降:4,565円

「スマホスタートプラン60」が適用になるのは、

  • 各キャリアのガラケーからソフトバンクのスマホに乗り換える方
  • 60歳以上の方

また、別途事務手数料3,300円がかかります。

利用料金は、データ通信の容量によって変わります。ここでは例として毎月1GBまでと3GBまでを紹介していますが、1GBはインターネットを頻繁に使う場合あっという間に消費してしまうので容量を選ぶときは注意してください。

また、スマホスタートプラン60では24時間国内通話かけ放題の「通話定額2」に契約することが条件となっています。通話時間を気にする必要なく使うことができますね。

60歳以上ではじめてスマホを使う場合は「スマホスタートプラン60」が適用されるので、スマホ本体の機種代と合わせても最安2,000円/月ほどから利用できます。3GBまでの通信容量プランを選ぶ場合でも最初の1年は4,000円/月程度で収めることができます。

 

スマホから機種変更・乗り換えの場合

すでにスマホを使っている方が機種変更や他社から乗り換える場合、通常の料金プランが適用となります。

ピタットプラン 4G LTE
(データ通信量1GB以上4GBまで)
5,115円
通話定額2
(国内通話24時間かけ放題)
1,980円
新カケホ割60-1,100円
合計5,995円

auではスマホを使ったことがある方でも、契約者の年齢が60歳以上の場合1,100円割引になる「新カケホ割60」が適用されます。

この場合、機種代を含めて毎月かかる金額は6,500円ほどになります。

 

ソフトバンク「シンプルスマホ6」 2022年4月8日発売

写真引用元:ソフトバンク公式サイト

ソフトバンクのシニア向け機種「シンプルスマホ6」は、より一般のスマホに近い画面になっています。ただ、ボタンは大きく押しやすいのでスマホに慣れないシニアでも操作性がよく、また画面がすっきりしているので見やすいというのも特徴です。

機種代(スマホ本体の料金)

本体代金54,720円
分割払い48回(月々1,140円

 

ソフトバンクの月々の通信料・通話料(例)

はじめてスマホを使う場合「スマホデビュープラン」

スマホデビュープラン
データ通信通話料金
12か月間:5GBまで
14か月目以降:3GBまで
準定額オプション
(1回5分以内の国内通話無料)
12か月間:990円
14か月目以降:2,178円
定額オプション
(24時間国内通話無料)
12か月間:2,090円
14か月目以降:3,278円

はじめてスマホを使う場合は「スマホデビュープラン」が適用されるので、スマホ本体の機種代と合わせても最安2,000円/月ほどから利用できます。通話の24時間かけ放題定額オプションをつけても、4,300円/月程度で収めることができます。

「はじめてスマホプラン」が適用になるのは、

  • 各キャリアのガラケーからソフトバンクのスマホに乗り換える方

また、別途事務手数料3,300円がかかります。

 

スマホから機種変更・乗り換えの場合

スマホをすでに持っている方が機種変更や他社から乗り換える場合は、通常の料金プランが適用になります。

ミニフィットプラン(3GBまで)5,478円
定額オプション
(国内通話24時間かけ放題)
1,980円
合計7,458円

この場合、機種代を含めて毎月かかる金額は8,500円ほどですね。

 

スマホが初めてではないシニアは「格安スマホ」を選ぶのがおすすめ

はじめてスマホを使う方はドコモやau、ソフトバンクなどの大手でも大幅な割引が適用になるため、機種代を含めても2,000円~4,000円ほどの低料金で利用できることが分かりました。

ただ、すでにスマホを使っている方が機種変更や乗り換えで「シニア向け機種」を使おうとすると通常の料金体系が適用されるので注意。

大手の携帯会社の場合、利用料は7,000円~8,000円ほどで負担が大きくなってしまいます。

なので、スマホ利用が初めてでないシニアの方は、この機会に「格安スマホ(格安SIM)」と呼ばれる会社に乗り換えてみてはいかがでしょうか。

格安スマホのシニア向けならワイモバイル

格安スマホでシニア向けの機種を発売しているのが「ワイモバイル」です。

ワイモバイルは、ソフトバンク系列の会社で、ソフトバンクよりも安い料金でスマホを使えるいわゆる格安スマホのひとつ。

格安スマホとは言っても、ソフトバンクの5G回線を使っているのでインターネットの接続スピードが遅くなるという心配もありません。

 

ワイモバイル「かんたんスマホ2+」の特徴と料金

ワイモバイルのシニア向け機種は「かんたんスマホ2+」(A201KC)

画面のボタンが大きく、分かりやすいのが特徴です。

また、分からないことは「サポート」ボタンを押すだけで自動診断。それでも解決しない場合は、そのまま「かんたんスマホ」専用のカスタマーセンターに電話で問い合わせができて無料で直接相談することができます。

もちろん、LINEなどのアプリも簡単に使えるようになっています。

機種代(スマホ本体の料金)

ドコモ、au、楽天モバイルなどから乗り換える場合

本体代金31,680円
割引き額-21,600円
割引き後の機種代金10,800円
分割払い24回払い:420円/月

*ソフトバンクからの乗り換えは割引がありません。24回の分割料金は1,320円/月になります。

ワイモバイルの月々の通信料・通話料(例)

シンプルS(3GB)2,178円
スーパーだれとでも定額(S)
(国内通話し放題)
1,870円
60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン-1,100円
合計2,948円

機種代の分割払いと合わせても、ワイモバイルなら毎月の支払いは3,500円くらいで収まります。

ドコモやauですでにスマホを使っていて「料金が高くて負担が大きい」「シニア向けの機種に乗り換えて安く使いたい」と思っている方はワイモバイルへの乗り換えがお得です。

ワイモバイル「かんたんスマホ2+」とドコモの「らくらくスマートフォン」を比較してメリットやデメリットを検証した記事はこちらです。

関連記事:【シニア向け】ワイモバイル「かんたんスマホ2+」をドコモ「らくらくスマートフォン」と比較してみた!料金や性能はどっちがいい?

ワイモバイルのオンラインストアから、「かんたんスマホ2+」を申し込みできます。

>>【ワイモバイル】オンラインストアはこちら

*オンラインストアで購入すると、事務手数料の3,000円が無料になるのでお得です!

 

シニア向けの機種以外も選択肢に!

ここではシニア向けの機種をメインにご紹介してきましたが、実際にはシニアでも一般のスマホを十分に使えます。

実際、シニアの間で「iPhone」は人気が高いですし、その他のアンドロイド機種を使っている人も多いです。

  • 文字を大きくする
  • アイコンを大きくする

などの設定をして使ってみてください。

また、外部のアプリを使えば、一般のスマホのホーム画面をシニア向けに変更することができます。たとえば「カンタン!アプリ」というアプリなら、こんな感じにスマホ画面が変身します。

「カンタン!アプリ」の詳しい使い方はこちらの記事を参照してください。

>>シニアも安心!普通のスマホを「らくらくスマホ」仕様で使えるようにするアプリをご紹介

シニア向けの機種以外も視野に入れれば、格安スマホを含めて選択肢は大きく広がります。

 

初めてのスマホは、よく使う最低限の機能で「スマホ」に慣れることを第一に

最初からすべての機能を使いこなさなければいけないと思うとどうしても負担に感じてしまいます。なので、最初はガラケー時代に使っていた機能だけ使えれば十分。

電話をかける、電話を受ける、メールを書いて送る、受信したメールを見る、写真を撮る、インターネットで調べものをする

まずはこの程度から始めてみるのがいいでしょう。これができるようになったら、今まで使ったことのないアプリを使うようにしてみればいいのです。スマホ自体に慣れてくると、新しいアプリを使うことのハードルも低くなります

まずは最低限の機能で慣れてみてください。実際に触っているうちに「こんなに簡単だったんだ!」と実感できるはずです。

2022年最新のシニア向けおすすめスマホは「ワイモバイル」

  • シニア向け機種
  • 機種代も通信通話料も安い
  • 60歳以上はかけ放題が割引になる
  • 格安スマホなのに通信速度も十分
  • 店舗数も多い
  • 店舗と電話の両方でサポートしてもらえる

>>【ワイモバイル】オンラインストアはこちら

 

コメント

  1. のんちゃん より:

    参考のなりました。
    初めてのシニアスマホデビュー1520円引きの時に説明を受けました。
    交換してみたかったのですが、家に帰って娘に相談したら「何がしたいん?」
    の問いかけにラインだけなんだけど。。と答えそのまま。
    ここ3ケ月使用料が写真を貰ったりして3000円位アップする様になり悩んで
    います。ガラケーではなくスマホからの写真添付が料金かかるみたいです。
    ドコモさん、又シニア初めて再開される情報があれば教えて下さい。

    • nabana より:

      のんちゃんさん

      コメントありがとうございます。
      もしスマホを使いたい主な理由が「ライン」であれば、ドコモのらくらくスマホでもいいかもしれません。
      ただ、スマホを使い慣れてくると、だんだん他のアプリも使いたくなる可能性もあります。それを考えると、一般的なスマホにしておいた方がいいかもしれませんね。

      また、月々の料金ですが、どうしてもスマホにするとガラケーよりは高くなると思います。

      参考までに、うちの両親の携帯代は、カケホーダイ(通話料定額)+シェアパック5(データ通信料)のプランで、2台で毎月16,000円くらいです。
      スマホ本体の金額は、24回の分割払いで月々500円くらいです(1台につき)。
      2台で16,000円くらいなので、1台分は約8,000円ですね。

      1台だけの契約にする場合でも、一番パケット代の少ないデータSパック+カケホーダイのプランでやはり毎月8,000円前後になるでしょう(スマホ本体の料金によっては1万円くらいになる場合もあります)。

      今ガラケーでどれくらいの料金を支払っているか分かりませんが、スマホだと大体月々の料金は8,000円~1万円くらいになると考えていいと思います。比較して参考にしてみてください。

      あと、ドコモの場合は最初にいろんなオプションサービスに加入することでスマホ本体の料金が割引になります。このオプションサービスは1か月無料で使えるので、契約時だけ加入して、1か月以内にそれらのオプションを解約するようにしてください。そうしないと、使わないサービスに毎月お金を払うことになってしまいます。

      なので、もしスマホに変えて、ラインを使ったり写真の送受信をしたりして、なるべく料金を抑えたいのであれば、
      1.スマホ本体の料金が安いものを選ぶ
      2.契約時に(半強制的に)つけられるオプションは、1か月以内に必ず解約する(分からなければ、ドコモショップに行って「オプションを外してほしい」と伝えればやってもらえるはずです)
      3.もし1台のみで契約する場合には、データ通信料のプランは「データSパック」を選ぶ

      具体的なシチュエーションが分からないので抽象的なアドバイスになってしまいましたが、参考にしていただければと思います。

  2. 若山祐太郎 より:

    丁寧に教えて頂きありがとうございます。参考になりました。

    • nabana より:

      若山さん

      スマホ選びの一助になれば幸いです。楽しいスマホライフを送れるといいですね!