東京随一の観光地『浅草』には、ウインズという場外馬券売り場があります。
ウインズは、銀座や渋谷などの繁華街を含めて東京都内に8か所、全国には43か所(有料の「エクセル」も含む)があります。わざわざ遠くの競馬場まで足を運ばなくても、意外と近くで馬券を買って競馬の醍醐味を味わうことができるんですね。
馬券自体はネットでも購入することができますが、少しだけ「雰囲気」を味わいたいなら、浅草での観光や買い物のついでに、ちょっとだけウインズに足を止めてみてもいいかもしれません。
というわけで、さっそく「ウインズ浅草」へ向かい、初の馬券購入体験です。初心者でもなにごともなく楽しめるのでしょうか!?
いざ、ウインズ浅草へ
浅草のウインズは、六区ブロードウェイ(ドンキホーテの通り、「まるごとにっぽん」の並び)の一番北の方に位置します。花やしきやホッピー通りにも近いので、「観光のついでに立ち寄ってみる」というロケーションとしては文句なしですね。
住所:東京都台東区浅草2-8-6
TEL::03-3844-0095
営業日は競馬が開催されている日。つまり、土日(たまに祝日も)です。
競馬開催日の開館時間は9:10。発売・払戻は9:20~17:00となっています。
また競馬開催日以外に月曜日(月曜が祝日や競馬開催日の場合は、翌火曜日)の10:00~16:00まで「平日払戻」を行っています。
入り口は全部で4か所くらいありました。さっそく建物の中へと入ってみます。
館内はだだっ広い空間になっています。1階フロアの両サイドには売店や案内所が並んでいますが、中央部分は何もないただのスペースです。テレビのモニターが何台も設置されていて、モニターの下でみんな自分の馬券や競馬新聞を握りしめてレースを観戦しています。
初心者向けの「ビギナーサポートデスク」で買い方を教わる
フロアをうろうろしていると、初心者マークに「ビギナーサポートデスク」と書かれた大きなのぼりを発見。案内所とは別に、競馬初心者に馬券の買い方を教えてくれるデスクがあるんですね。このときも、観光客らしき女性3人組が買い方をレクチャーしてもらっていました。
私もさっそく「ビギナーサポートデスク」で馬券の買い方を教えてもらうことに。「単勝」「複勝」「馬連」「馬単」「ワイド」「枠連」「3連複」「3連単」など式別(馬券の種類)についてひととおり教えてもらい、初めてなら「複勝」か「ワイド」で買うのがいいんじゃないかとのアドバイスで、「ワイド」を買うことに決定。
ワイドとは、3着までに入る馬2頭の組み合わせを当てる馬券です。
そして、館内のどこで何をすればいいのか教えてもらって、いざ馬券を購入に向かいます。
【ウインズ浅草のフロア案内】
100円単位の馬券の購入は、2階から5階までの自動販売機または6階の有人窓口で行う 500円単位の馬券の購入は、地下1階の自動販売機で行う 払戻は2階から5階の自動払戻機または6階の有人窓口で行う 地下2階は「エクセルフロア」という有料の指定観覧席競馬場というと、ちょっと小汚かったりタバコのにおいがすごかったりというイメージがあったのですが、ウインズ浅草は逆に小ぎれいなかんじです。
床に新聞や負けた馬券が散らばっているのも目にしましたが、大勢のスタッフの方々が絶えず床のゴミを掃除してくれているからです。
また、館内は完全に分煙となっていて、各フロアに設けられた喫煙所以外ではタバコを吸うことはできません。
さきほどの「ビギナーサポートデスク」で、初めて馬券を買われる方へということで、このような初心者用のガイド一式をいただきました。キティちゃんとコラボしてるんですね。
ウインズ浅草2階で馬券を購入
エスカレーターで2階へ向かい、馬券を買います。馬券を買うためには、マークシートに自分の予想を記入しなければなりません。
マークシートの記入のしかたも1階のビギナーサポートデスクで教えてもらったので、オッズを参考にしながらマークシートに目ぼしい馬の番号を記入していきます。
*マークシートには緑色の基本カード、赤の「ボックス」「フォーメーション」、青の「連複ながし」「連単ながし」といった5種類のカードがあります。
とりあえず初心者は、予想した馬の組み合わせをひとつずつ記入する緑のカードか、選んだ馬(枠)の組み合わせを1枚のシートで一気に買える赤の「ボックス」で買うのがシンプルかと思われます。
レースの行われる競馬場、レース番号、式別(馬券の種類)にマークをして、3位までに入りそうな予感のする馬番を5つ予想して記入しました。もちろん、予想は「第六感」に頼ってみました(笑)。
もし自分ではまったく予想がつかないという人には、機械が組み合わせを出してくれるようなサービスもあるようです。
でも、せっかく自分のお金を賭けるのであれば、たとえ根拠のない予想であっても自分で選んだ方が納得できますよね。
フロアの壁際にずらりと自動販売機が並んでいます。ここに先ほど予想したマークシートを入れて、馬券を買います。
私はワイド5頭分をボックスで買ったので、このレースに1,000円投入です!
あとはレースが始まるのを待つのみ。レースの観戦は、各フロアに設置されているモニターで行います。
自分が買ったレースまで時間があれば、しばしウインズを離れて浅草探索をするもよし、出走時間になるまで他のレースの様子を見ているのもよし、または何レースも挑戦してみるのもいいでしょう。
レース観戦~結果
私が購入したのはこの日のメインレース(GI)。それまで比較的空いていた1階のスペースも、メインレース前には人でいっぱいになっていました。
2階のフロアもこのとおり、人でいっぱいです。
競馬場と比べるとみなさん大人しく静かに観戦しているのでしょうが、それでもレースの終盤、最終コーナーを回って馬が直線に入ってくると、どこからともなく「行けっ!!」とか「7番!7番!」とか、そんなかけ声が漏れ聞こえてきます。館内全体の集中力が最も上がる瞬間でしょう(笑)。
そしてレースが終わり、結果が確定すると、モニターを凝視していたみなさんはそれぞれの想いを胸にフロアから散っていきます。
勝てばウハウハですし、負ければどんよりしますけど、その喜怒哀楽を胸にじっくり感じることも競馬の醍醐味のひとつでしょうね。負けても周りに八つ当たりしないようにはしましょうねー。
勝った場合には、そのまま2階から上のフロアにある「払戻機」で馬券の払戻を行います。「的中券入口」というところに、馬券を入れます。
ちなみに、私はこの日のレース、完敗でした。
ビギナーズラックがあるかと思ったんですけどね。
一応「実は見方を間違えているだけで、本当は当たってたりして…」と思って馬券を入れてみたのですが、やっぱり間違いはなかったようです(笑)。それでも、競馬の雰囲気は存分に堪能できたので、よしとします!
ウインズ浅草で競馬を楽しんだらホッピー通りへ
そんなこんなで、ウインズ浅草で競馬を堪能したら、すぐ裏手にあるホッピー通りで反省会なんてのもいいかもしれません。
もしくは、ウインズで馬券を買って、ホッピー通りの飲み屋でビールと煮込みで一杯やりながらレースを観戦する、というのも浅草の楽しみ方のひとつでしょう。
いつもとは一味違った浅草観光になるかもしれませんよ!
▼浅草の穴場で遊ぶならこちらの記事も参考にしてみてください。
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