忘れている「休眠口座」はありませんか?通帳や印鑑がなくても確認できるので、心当たりの銀行で調べてみよう!

2016年12月に「休眠預金活用法」という法律が国会で成立しました。実は毎年1千億円もの休眠預金が発生しているそうで、それを福祉に利用できるようにするという法律です。

休眠預金というのは、最後の取引から10年以上(*注)引き出し・振り込み・預け入れなどの取引がなく、放置された状態の口座(休眠口座)に入っている預金のこと。

「え~!自分の財産が国に勝手に使われちゃうの!?」と思うかもしれませんが、休眠口座になってしまったからと言って、そこに預けているお金に対する権利がなくなるわけではないのでご安心を(*注)。休眠口座になってしまっても、それが自分の口座であることを確認してもらえれば、その口座を復活させたり預けてあるお金を引き出すこともできます。

そして、そのためにはまず「自分に休眠口座があるかどうか」を知ることが大事です。

今回、「私にも休眠口座あったら嬉しいな~(ないだろうけど)」くらいの軽い気持ちで実際に調べてみたのですが、完全に忘れていて記憶になかった口座が2つ見つかって驚きました(笑)。

引っ越しを繰り返すうちに、通帳やキャッシュカード、印鑑は紛失。記憶からも消え去っていた口座です。

あなたも忘れているだけで、実はこうした「記憶にない休眠口座」があるかもしれません

特に昔は、どこでも誰でもいくつでも簡単に口座を作ることができた時代があったので、そのときにほぼ無意識に勧誘されるがままに口座を作ったなんていう人が実はけっこうな数いるはずなんです(だから休眠預金が年間1千億円も発生するわけですよね)。

*注:銀行によっては休眠口座になるまでの期間が異なるところもあるようです。また、条件によって休眠口座になると「口座維持費」という名目で毎年自動的に一定金額が引き落とされたり、口座自体が強制解約とされてしまう銀行もあるようです(具体的にはりそな銀行)。

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4大銀行のどこかに「休眠口座」を持っている確率は高い!?

2017年現在、日本の4大銀行と言えば「三井住友銀行」「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」「りそな銀行」の4行を指します。

特に2000年以降は多くの銀行が統廃合を行っているので、昔口座を作った銀行が今は存在しないという場合もあります。その場合はたいてい上記のどこかの銀行に統合されていることが多いので、まず自分の休眠口座を調べるには「三井住友銀行」「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」「りそな銀行」を当たってみましょう。

大きめのところだと、次のような統合が行われています。

住友銀行、さくら銀行→三井住友銀行

東京銀行、三菱銀行、三和銀行→三菱東京UFJ銀行

第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行→みずほ銀行

大和銀行、あさひ銀行→りそな銀行

もしかして、「みずほ銀行には口座持ってないと思ってたけど、そういえば昔第一勧業銀行で口座作ったかも…」なんてことがあり得ます。

記憶って自分が思っているより曖昧なので、とりあえずこの4つの銀行すべてで調べてもらうことをオススメします。

休眠口座になる条件(4大銀行の場合)

三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行で、休眠口座扱いになる条件と復活や解約の可否を調べました。

*りそな銀行の場合「休眠口座」「睡眠口座」の2種類があります。他行でいう一般的な意味での休眠口座に当たるのが「睡眠口座」と呼ばれる方です(ちょっとややこしいです…)。

休眠口座になる年数 休眠口座の維持手数料 休眠口座の復活・解約
三井住友銀行 10年以上 なし 可能
三菱東京UFJ銀行 10年以上 なし 同じ口座番号で復活できるかは、口座の状態によってケースバイケース

解約してお金を引き出すのは可能

みずほ銀行 10年以上 なし 同じ口座番号で復活できるかは、口座の状態によってケースバイケース

解約してお金を引き出すのは可能

りそな銀行 【休眠口座】

平成16年4月1日以降に作った口座で、残高1万円未満の口座

2年以上

1,296円/年 残高があるうちは、復活も解約も可能

口座維持手数料が引き落とせなくなると、自動的に強制解約→その場合、口座復活は不可能

【睡眠口座】

上記以外

5年以上

*りそな銀行の場合、こちらの「睡眠口座」が一般的な意味での休眠口座に近い扱い

なし 同じ口座番号での復活は不可能(新しく口座を作ってそちらに振替は可能)

解約してお金を引き出すのは可能

この表を見ても分かるとおり、りそな銀行に平成16年以降口座を作った記憶があって、しかも1万円未満の預金を放置している可能性がある場合は、ちょっと注意が必要です。事前に通知は送られているはずですが、見逃したり受け取れていない場合には、預金は手数料となって消え、口座自体も消滅している可能性もあります。

通帳もキャッシュカードも印鑑もない状態で、休眠口座があるかどうか調べる方法

では、具体的に休眠口座を調べる手順を見ていきましょう。

通帳やキャッシュカードがあるなら、それと身分証明書を持って銀行の窓口へ行けばOK。すぐに調べてくれます。

では、もし手元に通帳もキャッシュカードも印鑑もなくて、そもそもその銀行に口座があるかどうかの確信すらない状態のときはどうすればいいでしょう。

「通帳もキャッシュカードもないのに、口座があるかどうか分かるのかな」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。私はその状態で自分の休眠口座を発掘できました。

本人が窓口に来店+顔写真付きの身分証明書を提示

地方銀行含めたすべての銀行で調べたわけではありませんが、少なくとも4大銀行の「三井住友銀行」「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」「りそな銀行」では、本人が来店することと、顔写真付きの身分証明書を提示することで、休眠口座を含めて自分がその銀行に作った口座を調べてもらうことはできました。

名前と生年月日で照合するそうですが、身分証明書に記載されている現住所と該当した口座の住所が異なる場合でも、その場で「平成○年くらいにどちらに住んでいましたか?」とか「何ていう会社で働いていましたか?」など簡単な質問に受け答えして情報が一致すればOK

まれに「名前と生年月日がまったく同じ人」がいないとも限らないので、住所が変わっている場合にはこうした簡単な質問をされると想定して、昔住んでいた住所を思い出しておいた方がいいかもしれませんね(完全に番地まで分からなくても、○○町とかまで分かればほぼ大丈夫でしょう)。

ただし、結婚して苗字が変わってしまった人の場合は、戸籍謄本など旧姓を証明できるものも提示する必要があるとのことです。

調べるのはあっという間

実際私のケースですが、銀行の窓口に行って、「休眠口座があるかどうか調べてほしいんですけど…ちなみに、通帳もキャッシュカードも印鑑もありません!こちらの銀行に休眠口座があるかどうかの確信もありません!」と言って、顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード)を提示したら快く調べてもらえました。

調べるのに要した時間は、どの銀行もほんの数分。パソコンをカチャカチャやって、あっという間に結論が出ました。

なので、面倒くさがらずに一度自分の口座を整理するためにも、休眠口座発掘作業をしておくことをオススメします。

休眠口座が見つかった場合どうすればいい?

もし休眠口座が見つかったら、選択肢は2つ。口座を復活させるか、解約するかです。

口座を復活させる場合は、通帳やキャッシュカードがない状態であれば再発行してもらう必要があります。再発行の手数料は各1,080円というところがほとんどですね。

今どきは通帳は作らずweb通帳にして、キャッシュカードだけを再発行してもらうという方がいいかもしれません。

もし、「再発行手数料を払うのはもったいない」と思うのであれば、休眠口座を解約してしまいましょう。その場合、休眠口座の預金をそのまま現金で引き出してもらうか、別の口座に預金を移動してもらいます。同じ銀行にすでに別口座があるのであれば、そのまま預金を振替してもらえばOK。もし口座がなければ、新しい口座を作ってそこに振替してもらいましょう。この方法ならお金はかかりません。

休眠口座を見つければお小遣いの足しになるかも!?

今回私は三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行で、それぞれ1つずつ休眠口座を発見しました。三菱東京UFJ銀行の口座は、旧三和銀行時代のものでした…!

ちなみに、三井住友銀行の口座残高は1,000円ちょっと、三菱東京UFJ銀行の口座残高は400円ほど。

そもそも、休眠口座にしてしまうくらい無関心に長期間放置していた口座なわけですから、大金が入っていることはまず期待しない方がいいでしょう。何十万円も入っている口座なら、絶対に忘れませんからね(笑)。

もともと自分のお金なのですが、それでも「取り戻してやった!」という小さな達成感でなんとなく得した気分になります。休眠口座の小銭を集めれば、ちょっとしたお小遣いの足しにはなるかもしれませんよ!

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