小物や本などの発送に欠かせないのが、郵便局のクリックポスト。
オークションやフリマアプリ、Amazonマーケットプレイスなどで販売した商品を発送する際に、けっこう重宝するサービスです。
ここでは、クリックポストのサービスについて詳しくご紹介していきます。
クリックポストとはどんなサービス?
ゆうメールやレターパックなどと比べるといまいち認知度が低いのがこのクリックポストです。詳しくは郵便局のウェブサイトを見ていただくとして、ざっくりとその特徴をご紹介します。
同様・同程度のサービスであるゆうメール・レターパックライトと比較してみました。
料金 | 大きさ制限 | 重さ制限 | 信書 | 追跡 | |
クリックポスト | 188円 | 長辺34cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下 | 1kgまで | × | あり |
ゆうメール | 150gまで180円 250gまで215円 500gまで310円 1kgまで360円 | 長辺34cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下 | 1kgまで | × | なし |
レターパックライト | 370円 | 長辺34cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下 | 4kgまで | ○ | あり |
送れる重量に差はありますが、クリックポストのサイズ(A4サイズ、厚さ3㎝、重さ1kg)でも十分色々なものが送れます。
150g以下の超軽量のものであれば、ゆうメールが最安値。
それ以上になるとクリックポストが安いです。しかも、追跡サービスもついています。
紛失などの郵便事故に対する補償はありませんが(これはゆうメールもレターパックライトも同様)、万が一紛失しても追跡サービスがあれば、全く手がかりがない場合と比べてやや探しやすくなったりもします。
問い合わせ番号から、次のような履歴をweb上で見ることができます。
ちなみに、東京から埼玉なら翌日には届いていますね。東京から関西までだと中1日で届きました。
こうした履歴が残ることから、トラブルになる確率は減ると思われます(ゼロにはならないと思いますが…)。対面手渡しではなくポスト投函で「配達完了」となるのですが、まったく追跡がない場合と比べると多少安心感はあるのではないでしょうか。これまで数々の郵便紛失を経験した私ですが、クリックポストでの紛失は今のところゼロ件です。
クリックポストの使い方
クリックポストは他の郵便物と違い、事前にパソコンやスマホで登録をしないと使えません。
クリックポストの利用登録に必要なのが、
Yahoo!JAPAN ID(&支払いにYahoo!ウォレット)
Amazonアカウント(&支払いにAmazon Pay)
クリックポストのログイン&支払いに、Yahoo!かAmazonアカウントのいずれかが必要になります。どちらも持っていないという方は、新規でアカウント作成しておいてください。
そしていよいよクリックポストに登録です。
こちらのページから「Yahoo!」または「Amazonアカウント」でログインします。
初回のみ、利用者情報の登録が必要になります。
>>利用者情報の登録方法 (Yahoo! JAPAN ID/Yahoo!ウォレット)
>>利用者情報の登録方法(Amazonアカウント/Amazon Pay))
クリックポストの具体的な利用方法はこちら。
>>発送申込と支払手続き/ラベル印字(Yahoo! JAPAN ID/Yahoo!ウォレット)
>>発送申込と支払手続き/ラベル印字(Amazonアカウント/Amazon Pay)
宛名ラベルは自分でプリントアウトして荷物に貼らないといけない
クリックポストで荷物を出す場合、クリックポストの画面にログインして、送付先の住所氏名を入力しなくてはなりません。宛先を間違えると届かないので、注意深く確認しながら入力しましょう。
そして、入力内容を確認すると、今度はYahoo!ウォレットまたはAmazon Payで決済する画面に移ります。ここで無事決済(今すぐ決済)が済んだら、宛名ラベルを印刷する画面に移ります。内容を再確認して、「印刷」ボタンを押しましょう。
上のような内容が印刷されます。ちなみに、カラーになっていますが白黒印刷でも問題ありません。
で、この左上の宛名部分を切り取って、送りたい荷物に貼ってポストに投函するのです。カード決済で料金は支払われていますから、ポスト投函or窓口で渡すだけです。
…なのですが、ここでちょっとした問題が発生する場合があります。
バーコードを読まないトラブルが!?
よく見ると宛名ラベルに「バーコード」と「QRコード」がついているのが分かるでしょうか。
このバーコードとQRコードを郵便局の機械で読み込むことで、「受け取りました」「配達しました」などのサインになるわけなのです。
これが、たまにですが、郵便局の機械で読み取れないという事案が発生することがあるようなのです。自宅のプリンタで印刷するわけなので、上手にきれいに印刷できるとは限らないのです。
しかも、読み取りができない場合には、荷物は送り主に返送されます。せっかくこんな面倒な作業をして荷物を送っても、バーコードやQRコードが読み取れないと戻ってきてしまうのです。悲しいですよね…。しかも、再度プリントアウトしなおしたとしても、また戻ってきてしまうかもしれないと考えると…あきらめて、料金は高いけどゆうメールで送った方が面倒くさくなくていいやなんて思ってしまいかねません。
ですので、面倒でも郵便局の窓口まで出向いて、その場でバーコード・QRコードを通してもらうのが確実です。もし不備があれば、その場ですぐに分かるので、持ち帰って再度印刷して出し直しができます。
*”セロリさん”よりコメントでご指摘いただき、内容を修正しました。
万が一どうしてもバーコードを読み取らない場合には、料金は徴収されませんので安心して他の手段で送りなおすこともできます。宛名を印刷する前にクレジット決済は行いますが、バーコードを読み取らない限りはその決済は有効になりません。
そして、どうしても自宅のプリンターで印刷した宛名ラベルでは読み取らないという場合には、コンビニの印刷サービスを使うのもひとつの手です。
格安で追跡番号ありで荷物を送れるサービスは、今のところクリックポスト一択なので、うまく使いこなしたいですね。
コメント
クリックポストは、今年の4月よりどの郵便局の窓口に出してもその場で引き受けの処理がされるようになりした。
https://clickpost.jp
セロリさん
情報どうもありがとうございました。早速記事を修正いたしました。
>この右上の宛名部分を切り取って、送りたい荷物に貼ってポストに投函する
は「右上」ではなく「左上」です。
ご指摘ありがとうございます!
さっそく訂正いたしました。