マンションやアパートに設置されていることが多いダイヤル式の鍵がついた郵便受け。
右に〇(数字)を2回、左に△(数字)を1回、のようにダイヤルを回して数字を合わせることで鍵が開くようになっています。
このタイプの郵便受けを使っている方の中には、「鍵が勝手に開けられてるんじゃないか」という疑惑を抱いた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
実は、私も「ポストが勝手に開けられているに違いない」という状況に何度か遭遇して、いろいろ調べた結果、
『鍵の閉め方次第で、暗証番号を知らなくても簡単に開けられてしまう』
ということが分かったのです。
開け方を書いてしまうとマズいと思うので、ここでは私の実体験として、
どうしてポストが勝手に開けられていると思ったのか
どういう状況だと勝手に開けられるのか
勝手に開けられないための対策
についてご説明していきます。
郵便受けが勝手に開けられていると思った出来事
最初に郵便受けが勝手に開けられていると思ったのは、通販である商品を購入したときのことでした。
ポスト投函OKの発送方法で送られてきたのですが、その商品、どう考えても郵便受けの投入口から入らない厚さの荷物だったんです。
郵便受けの投入口の高さは約2cm。厚さが3cmくらいある荷物だったので、投入口からだと入らないはず。
この商品が、なぜかちゃんと郵便受けの中に入っていたのです。
投入口よりも厚さがある荷物を郵便受けの中に入れる方法はひとつしか考えられなくて、扉を開けて入れること。
こういう感じです。
そして、もちろん郵便受けの扉を開けるにはダイヤル式の鍵を合わせないといけないはずなんですよね。
ただ、このときは初めてだったということもあって、「もしかしたら自分が鍵を回し忘れたのかもしれない」と思って、そこまで深く考えませんでした。
それ以降、郵便受けを確認したあとは必ずダイヤルを回して鍵が開かないことを意識的にチェックするようにしていました。
それから数か月後、また通販で買い物をしたときに、同じような状態で(本来なら投入口からは入らない厚さの)荷物が入っていることを発見。
さすがにおかしいと思ったので、今度は配送業者に率直に「郵便受けの扉を開けて荷物入れましたよね?怒らないので、どうやって開けたのか今後の参考までに教えてください!」と聞いてみたのですが、回答は「もともと開いていた」の一点張り。
たしかに、「こうやって開けました」とは言わないですよね。
ダイヤル式の郵便受けを開けられないための対策
配送業者に聞いても分からないので、自力で原因を見つけようと何度か郵便受けのダイヤルをガチャガチャ回していたときに、たまたま扉が「開いて」しまいました。
実は最初、合わせる番号を知られたんじゃないかと疑っていたのですが、番号を知らなくても簡単に開いてしまうことが分かったんです。
開ける方法の詳細は伏せますが、どういう状態だと簡単に開くのかというと…
たとえば、鍵を開けるときに合わせる最後の数字が「0」だったとします。郵便物を取り出してフタを閉めたら、開かないようにするためにダイヤルを動かして「0」以外の数字に合わせますよね。
そのとき、たとえば「0」→「2」にダイヤルを回せば、一応ロックがかかって開かなくなるはずです。
ただ、ここで安心して終わりにしてしまうと、番号を知らない人にも簡単に開けられてしまう危険があるのです!
ダイヤルを数字2~3個分回しただけでは、実は不十分ということ。
なので、対策としては、
(私の郵便受けの場合は、半周以上回せば(たとえば「0」⇒「6」まで回す)開かなくなりましたが、郵便受けのメーカーによって異なることも考えられるので、できるだけたくさん回した方がいいです)
原始的ではありますが、できるだけガチャガチャとたくさん回すことが、郵便受けを開けられないようにするための一番の対策です。
郵便受けを開けられているんじゃないかと思ったら、ダイヤルロックをとにかくたくさん回す!
ダイヤル式の郵便受けを開けられないようにする対策をまとめると、
扉を閉めたらダイヤルを「左右」に1回転以上回す
これを徹底してください。面倒だからと、ダイヤルを2,3個ずらすだけでは、簡単に鍵は開けられてしまいます。
また、郵便受けが開けられている疑惑を抱いている人で「うちのダイヤル暗証番号が知られてしまって(漏れて)いるんじゃないか?」と思う人もいるかと思いますが、おそらく郵便受けが開けられている理由はそこではないでしょう。
仮に暗証番号を別の番号に設定しなおしたとしても、閉めたあとダイヤルの「回し」が甘い場合はまた開けられてしまう可能性が高いです。
郵便受けを勝手に開けられる状態にしておくことで、郵便物を取られるリスクや、それによって個人情報が流出してしまうリスクが格段にあがってしまいます。
自宅の郵便受けがダイヤル式の人は、ぜひ「扉を閉めたら何度もダイヤルを回す」というのを徹底してください。
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