「お金が足りなくて携帯料金が払えない…」
スマホ・携帯の料金を期日までに払わないと、まず回線が止められて電話やネットが使えなくなります。
さらにそれでも払わずにいると、最初の期限から3か月後くらいには強制的に「解約」になってしまうんです。
一度強制解約になってしまったら、その携帯会社で回線を復活してもらえる可能性はほとんどありません。
それならいっそ他の会社に乗り換えてしまって、2、3か月でお金を貯めてから滞納分を支払う、という方法をとってみてはいかがでしょうか。
ただ、ここで疑問になるのが、
「今の携帯会社で未払いがあるのに、他の携帯会社で新規の契約はできるの?」
ということですよね。
そこで、この記事では、
- 携帯の未払いがある場合でも別の携帯会社で契約できるのか
- そもそも携帯代金が未納だとブラックリストに載ってしまうのか
などについて詳しく説明していきます。
連絡手段がなくなるのは困るけど、今すぐに携帯代を払うことができないという方でもスマホを使い続ける方法はあります。
なので、あきらめずに最後まで読んで参考にしてみてください。
他社滞納・携帯ブラックOK、すぐに契約したい人向けのスマホ会社はこちら
回線が止まっているだけで強制解約にはなっていない場合
回線は止められているけど強制解約にはなっていないなら、まだ他の携帯会社に乗り換えられる可能性はあります。
ただ、その場合、今までと同じ電話番号を使う「ナンバーポータビリティ(MNP)」ではなく、新規での契約(新しい電話番号を発行してもらう)にした方がいいでしょう。
というのも、回線が止まっている状態=料金の未払いがあるということ。
未払いが残っている状態で、MNPを行うのに必要な予約番号を、もとの携帯会社がすんなり発行してくれるとは限らないからです。
ただ、強制解約になっていない段階なら、あなたの「未納情報」が他の会社に共有されている可能性は低いと言えます。
ですので、もし絶対に絶対に携帯・スマホがないとマズい場合は、この段階で別の会社で契約するのがおすすめ。
とは言っても、前の携帯会社の滞納は消えるわけではありません。遅くても回線が止められてから1か月以内には、滞納分の支払いを済ませた方がいいでしょう。
というのも、強制解約になってしまうといろいろ大きな問題が出てくるからです。
滞納を続けて強制解約になってしまった場合
滞納して回線が止められたあとも料金を支払わず、強制解約になってしまった場合は他社での契約がかなり難しくなります。
携帯電話会社が加盟しているTCAという信用情報機関があって、そこに「未払い(不払い)」の情報が載ってしまうのです。
TCAで共有される情報は次のとおり。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 契約解除前の携帯電話番号
- 連絡先電話番号
- 料金不払いの状況
携帯電話事業者の多くはこのTCAに加盟していて情報を共有(交換)しているので、新規で契約をしようと思っても審査の段階で「他社で不払いがある」ことが分かってしまいます。
TCAに不払情報が載っている間は、加盟している会社での新規契約はほぼ無理と考えていいでしょう。
TCAの不払者情報を消すには?
不払い分を完済すれば、TCAの不払者情報はすぐに消えます。
万が一完済したのに消えない場合は、滞納があった携帯電話会社に申告してください。
また、TCAの不払い情報が携帯電話事業者同士で交換できるのは、契約が解除されてから5年以内です。
つまり、契約解除から5年たてばTCAの不払者情報も原則消えるということ。
不払い分を完済する
解約になってから5年たってTCAから情報が消えるのを待つ
不払者情報が消えれば、TCAに加盟している他の携帯電話会社で新規に契約することができます。
TCAに加盟している携帯電話会社は?
TCAに加盟している携帯電話事業者は、
また、TELESA(一般社団法人テレコムサービス協会)という団体に加盟している携帯電話事業者もTCAの不払者情報を交換できます。
TELESAに加盟していて不払者情報交換している事業者は、
TCAとTELESAを合わせると、ほとんどの携帯電話会社(MVNO格安SIMの会社も含む)が加盟していると考えていいでしょう。
つまり、どこか1社で不払いがある場合は情報が残っている限り、TCA&TELESAに加盟している会社での新規契約は難しいと思われます。
不払者情報を共有していない会社もある
「どこか1社でスマホ代を滞納しているうちは、新規に契約をするのは無理ってことか…」と思うかもしれませんが、実はTCAやTELESAの不払者情報を照会しない携帯電話事業者もあるのです。
他社の不払い料金をすぐには完済できない状況でも、これらの会社なら契約できる可能性が高いと言えます。
他社の審査が全滅でも契約可能なスマホ会社
不払い者情報を共有していない「IIJMio」「イオンモバイル」「エキサイトモバイル」でも審査に通らなそう・契約できなかったという場合には、次に紹介する3社に申し込んでみてください。
3社とも「他社滞納ありでもOK」「ブラックでも契約可能」なので、他社の審査が全滅の人でも契約ができるはず。
月額料金の安さや最低利用期間の縛りなしで選ぶなら「誰でもスマホ」がおすすめです。独自審査はありますが、他社滞納ありのブラックでも契約できるのでまず心配はいらないでしょう。
完全に審査なしで契約したいなら「おてがるモバイル」がおすすめ。ただし、おてがるモバイルは1年以内に解約すると1か月分の料金を解約金として払わなければいけないので注意してください。長く使いたい人にはおすすめです。
分割払いの機種代も未払いの場合は金融ブラックリスト入り
携帯の利用料金を滞納しているだけでなく、分割で払っていた機種代も滞納している場合は、クレジットカードやローンが組めなくなる「金融ブラック」扱いになってしまうんです。
機種代を分割で払っているというのは、実は「ローン」を組んでいるのと同じこと。
なので、ローンの返済ができずに滞納していることになって、上に書いたTCA/TELESAだけではなく、CICやJICCという信用情報機関にもブラックリストとして載ってしまうということ。
CICやJICCは、クレジットカードや銀行なども契約時に照会する情報機関なので、ここにブラックリストとして載っているとクレカが作れなかったり、ローンが組めなかったりということもあり得ます。
たかが携帯代…と思っていると、意外とリスクは高いということは覚えておきましょう。
強制解約になっても、別の携帯会社で新たに契約する方法まとめ
滞納分をどうにかして完済する 滞納→強制解約から5年以上たってTCAの不払者情報が消えるのを待つ TCAの不払者情報を照会しない会社で契約する 他社滞納OK、ブラックOKの会社で契約するまた、審査がゆるめと言われる会社に申し込んでみるという方法も。
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアやY!mobile、UQ mobileはほぼ確実にTCAの情報を参照するので審査落ちするのはほぼ確実ですが、他のMVNO・格安SIMの会社では審査に通る可能性はゼロではないようです。
審査基準が明確でないので100%とは言えないのですが、
などは比較的審査が通りやすいという人もいるようです。
申込むだけならだれでもできますから、どうしてもスマホが必要な人は申し込んでみてもいいのではないでしょうか。
MVNO・格安スマホの中には、クレジットカードがなくても契約できる会社もあります。
楽天モバイル⇒楽天銀行のデビットカードと口座振替がOK UQモバイル⇒口座振替がOK(店舗で契約した場合) TONE mobile⇒口座振替がOK LINEMO⇒口座振替やPayPay残高での支払いがOKまた、クレジットカードを持っていない(作れない)人はデビットカードを1枚作っておくといいでしょう。
>>デビットカードはどれがいい?クレジットカードが作れなくても持っておくべき厳選定番カード
月々の使用料がクレカ払いしかダメという会社でも、デビットカードで通る可能性もあるからです。
スマホを使い続けたいなら二度と滞納しないこと!
上にあげた方法でなんとかスマホを持ち続けることができたら、今度は絶対に料金を滞納しないようにしてください。
滞納を繰り返すと最終的には本当にスマホを持つことができなくなってしまいます。
今は月額料金が大幅に安く済む格安SIMがたくさんあります。毎月確実に支払える範囲の料金プランを選んで、無理のない使い方をこころがけてください。
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