専門チャンネルなどテレビの有料チャンネルを見ることができるサービスの中でも、特に人気なのはスカパーとひかりTV。
地上波放送だけじゃつまらないから有料チャンネルを契約したいと思っても、スカパーとひかりTVのどちらを選べばいいのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは、
スカパー or ひかりTVを選ぶときにチェックすべきポイント
目的や環境によって、スカパーとひかりTVどちらを選んだ方がお得なのか
などを比較検証していきます。
選ぶポイント1:どのチャンネルを見たいのかで決める
当然ですが、自分が見たいチャンネルが視聴できるサービスを選ぶのが第一のポイントです。
スカパーとひかりTVでは、定額で40ch以上のチャンネルを視聴できるパックプランがあるので、この中に自分が見たいチャンネルが入っているかをまずチェック。
定額パックプランでの視聴可能チャンネル数は、スカパーが50チャンネル、ひかりTVが41チャンネルです(2018年11月現在)。
スカパー | ひかりTV | |
パックプラン | 新基本パック →50ch視聴可能 | テレビおすすめプラン →41ch視聴可能 |
個別チャンネル契約 | 1チャンネルから契約可能 | できない(ただし、追加はできる) |
8割のチャンネルはどちらでも見ることができますが、MTVやディスカバリーチャンネル、CNNなどいくつかのチャンネルはひかりTVでは見ることができません。
また、スカパーの場合は、パックプランに申し込まなくても個別でチャンネル契約をすることができます。
一方、ひかりTVはあくまでもパックプランが基本で、1チャンネルずつの個別契約はできません。パックを契約したうえで、パックに入っていないチャンネルを視聴したいときには追加で申し込むようになっています(プレミアムチャンネル)。
自分が見たいチャンネルが入っていないサービスを契約しても意味がありませんので、まずはスカパー/ひかりTVのパックプランに見たいチャンネルが入っているか、入っていなければ個別契約または追加契約ができるかどうかをチェックするようにしてください。
選ぶポイント2:自宅の環境で決める
見たいチャンネルがスカパーとひかりTVのどちらでも視聴可能なのであれば、重視すべきは自宅の環境です。実はこれが一番大事な選択ポイントかもしれません。
というのも、スカパーとひかりTVは放送の仕組み自体が異なっていて、
スカパー:アンテナで受信して視聴
ひかりTV:インターネット回線経由で視聴
スカパーにしてもひかりTVにしても、もともと視聴できる環境があるかどうかで、契約するにあたっての手間やお金が違ってきてしまいます。
まず、自宅のネット回線とスカパーのアンテナの状況が、以下の表でどれに当てはまるかチェックしてみてください。
スカパーのアンテナがある | スカパーのアンテナがない | |
フレッツ光系の回線 or NURO光 | どちらでもOK | ひかりTV |
それ以外のネット回線 | スカパー | どちらでもOK |
ネット回線なし | スカパー | どちらかというとスカパー |
ネット回線について
フレッツ光系の回線というのは、NTTのフレッツ光ネクストの他に、ドコモ光、ソフトバンク光、ぷらら光、@nifty光、OCN光などがあります。
いわゆる「コラボ光」というものですね。これらの回線またはNURO光なら、そのままひかりTVを視聴することができます。
逆に、J:COMなどケーブルテレビ系、auひかり、eo光やメガエッグなど電力会社系の回線などではひかりTVを視聴することができません。ひかりTVを見るためには、フレッツ光系の回線またはNURO光に乗り換える必要がでてきます。
スカパーのアンテナについて
一戸建てなら、スカパーに加入していなければアンテナがついているということはまずないはず。
ただ、マンションなど集合住宅の場合は建物自体にスカパーのアンテナが立てられている場合があります。
自分の家でスカパーが見られる環境にあるかどうかは、テレビのリモコンでCSボタンを押して「161ch」にチャンネルを合わせてみると分かります。161chが映れば、スカパーを見られる環境になっているので、新たにアンテナを設置する必要はありません。
スカパーが見られる環境の人で、フレッツ光系の回線かNURO光に入っている人
→どちらでもOK
スカパーが見られる環境の人で、フレッツ光系の回線やNURO光以外のネット回線に入っている人
→スカパー(ひかりTVを視聴するには、ネット回線を乗り換える必要があるため)
スカパーが見られる環境の人で、ネット回線に入っていない人
→スカパー(ひかりTVを視聴するには、新たにネット回線を契約しなければならない&回線使用料が毎月別途追加でかかるため)
スカパーが見られない環境の人で、フレッツ光系の回線かNURO光に入っている人
→ひかりTV(スカパーを視聴するには、新たにアンテナを購入&設置しなければならないため)
スカパーが見られない環境の人で、フレッツ光やNURO光以外のネット回線に入っている人
→どちらでもOK(どちらにしても手間はかかる。アンテナを設置してスカパーを見るか、ネット回線をフレッツ光またはNURO光に乗り換えてひかりTVを見るか、自分的に手間が少ないと思う方を選ぶのがいい)
スカパーが見られない環境の人で、ネット回線にも入っていない人
→どちらかと言うとスカパー(スカパーならアンテナ設置だけで見られるようになるが、ひかりTV新たにネット回線を契約しなければならない&回線使用料が毎月別途追加でかかるため)
よけいなお金と手間をかけずに視聴するためにも、まずは自分の環境を調べたうえで、スカパーとひかりTVのどちらがいいのか検討してみてください。
選ぶポイント3:料金で決める
スカパーとひかりTVにはそれぞれパックプランがあるので、そのパックプランに入れば一番手っ取り早く幅広くいろんなチャンネルを楽しめます。
スカパーとひかりTVではパックプランの料金にも違いがあるので、どちらの方が視聴料金が安いのか比べてみました。
スカパー | ひかりTV | |
パックプラン | 新基本パック | テレビおすすめプラン |
視聴可能チャンネル数 | 50ch | 41ch+基本サービス9ch |
視聴料金/月 | 3,990円 (基本料390円+視聴料3,600円) | 3,240円 (チューナーレンタル料540円+視聴料2,700円) *ただし、「2年わり」に申し込めば最初の22か月は1,080円引きの2,160円 |
*スカパーでは他にも色々なプランが選択できますが、ここでは一番ベーシックなプランとして「新基本パック」で比較しています。
視聴可能なチャンネルに多少の違いがありますが、それでも約8割のチャンネルはスカパー/ひかりTVのどちらでも見ることができますので、単純に料金だけで比べるなら、ひかりTVの方が安く視聴できると言うことが分かります。
特に、ひかりTVは「2年わり」に申し込めば22か月間は2,160円で視聴可能(+最大2か月間は無料)なので、スカパーの約半分の料金で済むというのは魅力的。
もちろん、ひかりTVの「テレビおすすめプラン」に自分の見たいチャンネルが含まれていることが大前提ですが、その上で料金面で比較するならひかりTVの方が圧倒的にお得と言えるでしょう。
見たいチャンネル、自宅の環境、料金の3つを満たしてくれる方を選ぼう!
特に、
見たいチャンネルがあるのか
現在の自宅の環境はスカパー向けなのか、それともひかりTV向けなのか
この2つのポイントは絶対に外すことができない選択ポイントとなりますね。
そのうえで、料金が納得いくものである方を選ぶということ。
単純にパックプランの料金だけで比較するならひかりTVの方が圧倒的に安いですが、こうしたパックプランはどちらかと言うと「広く浅くいろんなチャンネルを見たい」という人向け。
なので、逆にもっと「専門的に有料チャンネルを見たい」という人にとっては、スカパーの方が選択肢が多いし、結果的に安く済むということもあります。
こうした点をふまえて、自分に合ったサービスはどちらかじっくり選んでみてください!
▼ひかりTVのデメリットについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
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