「今月は予想外の出費が多くて、スマホ料金が払えない!」
「携帯払いで買い物をしすぎて、5万円も請求がきた…」
こんなふうに、突然の出費や思いがけない(?)買い物をしてしまったせいで、携帯料金が期日までに払えないという非常事態になることもありますよね。
ここでは、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアについて、
滞納して何日後に携帯が止められるのか
さらに滞納を続けて、強制解約になるのはいつか
について、各キャリアに問い合わせて調べてみました。
また、滞納してついに強制解約になってしまった場合のリスクについてもご説明していきます。けっこうハイリスクなので、できるだけ強制解約前に支払った方がいいことも分かるはず。
ドコモの携帯を滞納した場合:回線が止められる&強制解約になるのはいつ?
ドコモの利用料金は、月末締め⇒翌月末が支払い期限。
たとえば、6月1日~6月30日分の携帯代は、7月31日が支払い期限となります。
この支払い期限までに支払いが確認されないと、督促状が送られてきます(郵送とメールで送られてくる)。
督促状が送られてくるのが、支払い期限から約20日後。
それでも支払いがない場合、支払い期限から4週間(約1か月)くらいで回線の利用が止められます。
6月分の支払いを滞納した場合は、8月末には回線が止まるということになりますね。
さらにそれでも支払いができなかった場合、契約自体が強制解約になってしまいます。これがだいたい支払期限の2か月後くらい。
もちろん、何の前触れもなく解約になるわけではなく、事前に「○月□日までに支払いがないと、解約になりますよ」という通知が届きます。
この最終締め切りまでに払わなければドコモ回線は強制解約となるので、解約後にお金を払ったとしてもこれまで通り使えるようにはなりません。
支払い期限 | 翌月末日 |
督促状送付 | 支払い期限から約20日後 |
利用停止 | 支払い期限から約4週間後 |
強制解約 | 支払い期限から約2か月後 |
auの携帯を滞納した場合:回線が止められる&強制解約になるのはいつ?
auの利用料金は、月末締め⇒翌月25日または末日が支払い期限。
たとえば、6月1日~6月30日分の携帯代は、7月25日 or 7月31日が支払い期限となります。
この支払い期限までに支払いが確認されないと、督促状が送られてきます(郵送とメールで両方で)。
督促状が送られてくるのは、支払い期限から約10日後。けっこう早いです。そして、それでも支払いがない場合、支払い期限から15日後くらいから順次回線の利用が止められます。
督促状が届いてすぐに支払いをしないとあっという間に回線はストップしてしまいますね。
auでは、6月分の支払いを滞納した場合は、翌月25日払いの人なら8月10日前後、翌月末日払いの人なら8月15日前後には回線が止まります。
さらにそれでも支払いができなかった場合、契約自体が強制解約となります。これがだいたい支払い期限から2か月後くらいです。
支払い期限 | 翌月25日または翌月末日 |
督促状送付 | 支払い期限から約10日後 |
利用停止 | 支払い期限から約15日後 |
強制解約 | 支払い期限から約2か月後 |
ソフトバンクの携帯を滞納した場合:回線が止められる&強制解約になるのはいつ?
ソフトバンクの利用料金は、締日&支払い期限は3種類あります。
10日締め⇒翌月6日払い 20日締め⇒翌月16日払い 月末締め⇒翌月26日払いソフトバンクでも、期限までに支払いが確認されないと督促状が送られてきます(郵送とメールで両方で)。
督促状が送られてくるのは、支払い期限から1週間~10日後。そして、それでも支払いがない場合、支払い期限から約3週間後くらいから順次回線の利用が止められます。
10日締めを選択している人の場合、たとえば6月11日~7月10日までの分の支払いを滞納すると、8月27日前後には回線が止められてしまうということですね。
さらに、それでも支払いができなかった場合には契約自体が強制解約となります。これがもともとの支払い期限から3か月後くらいということです。
支払い期限 | 10日締め⇒翌月6日 20日締め⇒翌月16日 月末締め⇒翌月26日 |
督促状送付 | 支払い期限から約1週間後 |
利用停止 | 支払い期限から約3週間後 |
強制解約 | 支払い期限から約3か月後 |
回線が止まる期限を延ばしてもらうことはできる?
ドコモ・au・ソフトバンクともに、もともとの支払い期限までに料金が払われていないと督促状が送られてきます。
郵送だけでなく、SMSでもメッセージが届きますので、「気づかなかった」という言い訳はできません。
その督促状には、「利用停止日」というのが記載されています。この日までに払わないと、回線を止めますね、ということ。
この期限までにお金が用意できればいいのですが、もしどうしても用立てられないという場合には、回線停止を延期してもらう方法はあるのでしょうか?
ドコモ・au・ソフトバンクそれぞれ電話で問い合わせてみました。
ドコモ
確約はできないが、一度「総合お問い合わせ窓口(ドコモから151、それ以外から0120-800-000)」に電話すれば料金担当につなぐので、そこで相談をしてみてくださいとのことでした。
確約はできないが、一度「au料金センター(0120-925-447)」に事前に連絡すれば相談にはのってくれるそうです(絶対に希望が通るとは限りません)。
ソフトバンク
原則「無理」とのことでした。
ドコモとauは相談には乗ってくれるとのこと。ソフトバンクは無理っぽいですね。
ただ、ドコモとauも、連絡すれば100%確実に支払いを待ってもらえるというわけではなく、個別の状況によるので確約はできないとは念押しされました。
*「個別の状況」がはっきりとどんな状況かは言われませんでしたが、支払い遅延の常習者だったりすると延期してもらうのは難しそうな雰囲気でしたので、いずれにしてもダメもとで相談してみるのがいいでしょう。
携帯を止められたあとも料金を払えない場合はどうなる?
料金未納で携帯回線を止められても、wifiさえあればTwitter、Instagram、FacebookなどのSNSだけでなく、ネット閲覧やLINEでのやり取りはそのままできます。
LINE電話を使えば、LINEの友だちと通話もできます。
*ただし、wifiがない環境では何もできません。
「wifiがあるから、とりあえずLINEとかSNSができればいいやー」
なんて思って料金をそのまま支払わないでいると、契約自体が強制解約になってしまいます。
強制解約になる前には再度通知が届くので、最悪でもこの段階でどうにかお金を用意して支払いをしたいところ。
というのも、強制解約になると、不払いの情報がTCAという通信事業者の信用情報機関に載ってしまうからです。
TCAの不払い情報は加盟している他の携帯会社も照会することができますので、強制解約になると他の携帯会社でも契約ができなくなるんです。
TCAの不払い情報は、強制解約から5年間残ります。
この不払い情報を消すには、5年経過するのを待つか、または未払いの料金を完済する必要があります。
(未払い分が支払われれば、TCAの情報はすぐに抹消されます)
端末代金を払い終わってない場合は危険!
一番まずいのが、未払いの料金に「端末の分割代金」が含まれている場合。
月々の使用料未払いは、上に書いたTCAという通信業者間の信用情報に載るだけで済むのですが、端末代金(スマホとか携帯の機種代)は使用料とは別の「割賦(ローン)払い」になっています。
そのため、端末代金の未払いがあると、CICとかJICCといったクレジットカードとかカードローンの信用情報機関に「支払遅延」の情報が載ってしまうんです。
クレジットカードやカードローン、消費者金融などの返済を滞納したのと同じ『ブラック』扱いで記載されてしまうということなんですね。
CICやJICCに情報が載ってしまうと、たとえ未払い分を完済したとしても、それから5年は記録が残り続けてしまいます。
携帯の契約ができなくなるだけでなく、クレジットカードが作れなくなったり、車のローンや住宅ローンが組めなくなる可能性が出てくるんです!
想像以上にリスクが大きい携帯代金の滞納!強制解約だけは回避しよう
携帯代を滞納すると、単純に回線が使えなくなるだけでなく、最悪の場合いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまうんですね。
契約するときには何気なく端末代を分割にしている人が多いと思うのですが、これが「ローン」と同じ扱いになっているとまでは思っていない人がほとんどではないでしょうか。
しかも、滞納してから2~3か月であっという間に強制解約になってしまうので、「お金が用意できないから払えない」なんて悩んでいるヒマはありません。
強制解約前なら、まだ傷は浅いので、単発のバイトをするなり自宅にある物を売るなりして、なんとかお金を作って支払うようにしましょう!
▼スマホ料金がどうしても払えない人はこちらの記事も参考にしてください。
コメント