スポーツジムに入会しても続かずにすぐやめてしまう。でも、数か月~1年くらいするとまたジムで運動したい熱が高まって別のジムに入会する…
入会するときは「今度こそは続ける!」と思って始めるのですが、実際に続けるのは大変なんですよね。
行かなくなったジムの月会費だけ払って数万円ムダにした、なんて経験がある人も多いはずです。
そんな方にこそおすすめなのが、公共のスポーツ施設です。
市区町村で運営しているジムを探してみよう!
各市区町村は何かしら住民が使えるスポーツ施設を運営しています。その自治体に住民票がある人だけでなく、その自治体にある会社に勤務している人も利用することができるところが多いです。
それ以外の一般利用ができるところもありますが、たいてい住民より利用料が少し高く設定されています。
スポーツ施設にはトレーニングセンター(スポーツジム)やプール、体育館などがあります。自分が住む自治体で検索をかければすぐに見つけることができるでしょう。
公共スポーツ施設の種類
自治体によって異なりますが、たいていの自治体に「トレーニングセンター」「プール」「体育館」はあるのではないでしょうか。ただし、場所の都合でこれら3つがバラバラに存在しているところも多いです。
なので、民間のスポーツジムのように「筋トレをしたあとにプールでひと泳ぎ」のようなプランで運動をするのはちょっと難しいかもしれませんね。
施設のクオリティは?
サンプル数が少ないので日本全国一律でこうだとは断言できませんが、私がいくつか行ったことのあるスポーツ施設はどこもクオリティは問題ありませんでした。
むしろ、公営なのでクオリティに問題があるとそれこそ大問題な気がしますので、そのあたりはかなり考えられていると思います。
たとえば民間のスポーツジムのように、大浴場やサウナ完備とか、ロッカールームやパウダールームが異様に豪華というのはありませんが、「運動をする」という目的に限って言えば施設は十分に充実していると言えるでしょう。
特に、トレーニングセンターは筋トレのマシンも種類豊富に取り揃えてあって、民間のスポーツジムと遜色ないラインナップがあると思われます。
トレッドミルやエアロバイクのような有酸素運動のマシンも置いてあります。ただし、テレビはないところが多いのではないでしょうか。何かをしながらでないと運動がツライ…という方はスマホは必須でしょう。
また、筋トレ・有酸素運動ともにマシンの種類は十分ですが、台数はそんなに多くない場合があります。なので、人が多くて使いたいマシンが埋まってしまっている可能性も考慮した方がよいでしょう。
設備のシンプルさは最近流行りの24時間営業のマシン特化ジムに似ているかもしれません。
公共スポーツ施設の利用料は?
公共スポーツ施設の一番のメリットは、利用料です。
民間のスポーツジムの場合、たいてい月会費〇〇円という料金体系になっていますよね。
1か月に何回も通う人にとってはお得ですが、飽きっぽい人の場合は100%間違いなくお得じゃないです。月に1回しか行かないと、1回分が1万円近くしてしまうなんてこともあります。
そして、もっとひどくなると、1回も行かなくなってしまったにもかかわらず、数か月間会費だけ払い続けているなんてことさえあり得ます。完全に損してますよね。
これが、ジムが続かない人にとって一番怖い部分です。
一方、公共のスポーツ施設はスポット料金のところがほとんど。1回200円~500円くらいのところが多いと思います。ちなみに私の住んでいる自治体のトレーニングセンターは1回200円(時間制限なし)。プールは500円(2時間)です。
正直200円でマシン使い放題は最安値だと思いますし、それに加えて時間帯によっては簡単なエクササイズレッスンに参加することもできるんですから、かなりお得です。
そして、使うときだけお金を払うので、当然飽きて行かなくなってもなんの損もありません。また行きたくなったときに200円払って行けばいいだけなのです。
通わなくなってしまったスポーツジムにかなり無駄なお金を落としてきた人にとっては、使う分だけ払えばいいこのスポット料金システムは本当にありがたいのではないでしょうか。
公共スポーツ施設のデメリットはあるの?
このように、いいことづくめに見える公共のスポーツ施設ですが、それでも民間のスポーツジムがいまだ健在というのにはやはり理由があります。民間の方に優位点があるのです。
ひとつは、営業時間です。たいてい夜の8時か9時くらいには閉まってしまいます。入館できるのは閉館の1時間前くらいまででしょう。
仕事帰りに寄ろうと思うと、定時あがりの人以外は時間的に平日の利用は難しくなります。本当なら、この安さだからこそ仕事帰りにサクッと寄っていきたいものなんですけどね。
もうひとつは、交通の便があまりよくない点です。
スポーツ施設単独であるところもありますが、何かしらの公共施設に併設してあるところも多いので、駅からはちょっと離れたところにあるイメージです。そもそも集客が目的ではないので仕方がありません。
その点、民間のスポーツクラブの方が、集客が重要な分、通いやすい立地を選んで建てられているところが多いですね。
そのほか、自分でプログラムを組み立てる必要がある(マシンの使い方を指導してくれるインストラクターはいます)、上にも書いたようにマシンの台数が少ないので混んでるときには順番待ちをしなければならない、施設が分かれているため筋トレ+水泳のような組み合わせでのトレーニングができない、などが民間のスポーツジムより弱い点でしょう。
ただ、1回数百円という格安で利用できることを考えると、こうした点を差し引いても十分お値段以上の機能を果たしていると思います。
スポット制のメリットを活かし、やりたいときだけガンガン運動する!
コツコツ型の人にとっては、こうしたスポット制のジムよりも、行ったら行っただけ得になるような民間のジムの方がよいかもしれません。
でも、もし飽きっぽくて月会費をドブに捨てるような羽目になる人がいたら、絶対に公共のスポーツ施設を利用することをオススメします。
自分が運動したい気分になったときだけ、集中的にガンガン運動すればよいのです。絶対に損になることはありません。せっかくですから、気分が乗っているときにこそ施設を使い倒してしまいましょう!
▼それでもスポーツジムに通うのが面倒くさい人はこちらの記事を読んでみてください。
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