毎年お正月になると気持ちも新たに「今年こそダイエットするぞ!毎日ジョギングするのだ」と誓いを立てながら、結局三日坊主に終わってしまったという経験は誰でもあるでしょう。
こうした三日坊主の経験が積み重なると、次に何か運動をやろうとしても「またどうせ三日坊主でやめちゃうんだろうなー。どうせやめるなら、やらなくても同じ」という気持ちが芽生えてしまいます。
やろうと思い立ったときは、まだそれでもやる気はあるはず。その小さなやる気すら砕いてしまうのは、この「どうせ続かない」という観念なのです。
続かないなら、それでいいではありませんか。実は続かなくても続けられる方法があるんです!
運動が続かない理由とは?
そもそも、なぜ運動を続けるのはこんなにも困難なのでしょうか。
逆に何なら続くのか
運動が続く人と続かない人がいます。これは運動に限りませんね。
では、次の場合はどうでしょう。
なんだかしっくりきませんね。「食事が続かなくてさ、三日でやめちゃった」という話は聞いたことがありません。「仕事が続かなくてさ、三日でやめちゃった」これは残念ながら大いにあり得ますよね。
上の事例は続けにくいですが、ほとんどの人は下の事例なら続くでしょう。では、上と下とでどういう差があるのでしょうか。
下は、生きていく上でどうしてもやらなくてはいけないことだったり、それをやらなくなることで多大なる不利を被るような類のことです。
もちろん、洗濯を一切しなくてもお金がありあまっていて毎日新しい洋服を買えばいいという考えの人にとっては、洗濯は「続かない」グループに分類されるかもしれません。逆に、金銭的に崖っぷちで仕事をやめたら物理的につむ人であれば、仕事が続かないという選択肢はありえないので「続く」グループに分類されるでしょう。
三日坊主は実は優秀
このように、自分は何事も三日坊主という人でも、「それをやめることによって自分が不利益を被る」と判断した場合、割とあっさりと続けることができます。
この傾向は、むしろ万事三日坊主タイプの人の方が強いでしょう。
万事三日坊主の人というのは、裏を返せば「やりたいこと」と「やりたくないこと」の選別が瞬時にできるタイプです。そして、「やりたくないことはやらない!」という決断力と強い意思も持っています。
なので逆に「これはやらないとヤバい」と思ったことについては、きっちりやることができるのです。
つまり、運動がどうしても続かないというならば、それはあなたの中で「やりたくない」フォルダに分類されているだけのことなのです。
「やりたい」フォルダもしくは「やらないとヤバい」フォルダに分類されたら、きっとガシガシやるようになるでしょう。続かないという選択肢がなくなるはずです。
物事はすべて「やりたいこと」「やらないとヤバいこと」「やりたくないこと」に分類されます。「やりたくない」し「やらなくてもヤバくならない」ことを無理にやろうとするから続かないのです。
長くなりましたが、運動が続かない理由はこれだけです。
運動したくないし、運動しなくても特にヤバいことにはならないから
三日坊主が悪いのではなく、この「やりたい」「やらないとヤバい」になっていないだけなのです。
三日坊主タイプが運動を続けられる方法がある!
では、運動を「やりたい」「やらないとヤバい」状態にするにはどうしたらよいでしょうか。
運動をやらないとヤバい状態とは?
例えば体の不調があって病院へ行きある病気が見つかったとします。大先生から「運動しないと近いうちに入院することになる」と言われたら、運動をやらないとヤバいですよね。
事故に合って入院・手術をしたとします。「筋肉を元の状態に戻すためにリハビリで運動が必要、やらなければ一生歩けない」と言われたら、これもまた運動をやらないとヤバいですよね。
運動をやらないと自分の生命や身体の基本的な機能を失ってしまう恐れがある状況になったら、運動をやるでしょう。
…でも、自分からこうした状況に持っていくのは絶対にイヤです!
なので、運動に関しては「やらないとヤバい」状態にするというのは却下です。
運動をやりたい状態とは?
なので、選択肢は1つしかありません。運動を続けるには、運動をやりたい状態にするしかないのです。
そもそも、運動をしようと決意したその一番最初の気持ちを思い出してみてください。最初は「よし!やったるぞ!」と思っていたはずです。
それが、さまざまな理由で最初のやる気が一気に萎えて、やめてしまうのですよね。
思いのほか「しんどかった」「つまらなかった」「支度が面倒だった」など、理由はいくらでも挙げられるでしょう。一言で言えば「飽きる」ということです。
↓
運動をしてみた
↓
飽きた
↓
…やめた
三日坊主の手順とはこんな感じですね!
では、この中で「運動をやりたい」状態になっているのはどの部分でしょうか。最初の「運動しよう!」~「運動をしてみた」までの間の部分だけです。
なので「運動をやりたい」状態にするには、常にこの部分をキープするだけでよいのです。
三日坊主なら、三日坊主なりの運動のやり方がある!
分かりやすく言うと、「どうせ飽きる」という前提で運動をするのです。
ひとつのことだけを続けようとするから、それに飽きたら「終了」してしまうのです。次々と目先の興味に従って乗り換えていけばいいのです。
とは言っても、プログラムなんてたいそうなものを作る必要はありません。
飽きたら次の目新しいことをやればいいだけです。
ジョギング3日やる→飽きる→ウォーキング3日やる→飽きる→腹筋3日やる→飽きる→公園で縄跳び3日やる→飽きる…
たとえ三日坊主でも、3日×120個=360となり、1年間何かを続けることができるのです。1日しかできないことがあってもいいではありませんか。逆に10日間続くものもあるかもしれません。
ただし120個の運動を考えるのはしんどいので、最初にそんな計画を練るのは絶対にやめましょう。考えるだけでやる気がなくなります(笑)1か月後に同じ運動をまたやりたくなってもいいじゃありませんか。そしてそれをまた3日でやめてしまってもいいのです。
もし、本当に今日はやりたい運動のネタがないわ~という日は休めばいいのです。もしくは、ラジオ体操第一をやるというのもオススメです。楽ですし簡単ですし2分くらいで終わりますので。
やりたいと思い立ったらやる。そして別に明日はこれをやらなくてもいいんだという気持ちで取り組むと、あら不思議、三日坊主なりに運動が続いてしまったりするわけです。
三日坊主という特性をうまく活かして、運動が続かないという自分の中の常識を覆してしまいましょう!
▼運動だけでなく「ダイエット」そのものが続かない人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>>ダイエットが続かないことを嘆くより、続けなくても成功するダイエット法を
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