効率的なダイエット法として定着してきた「糖質制限ダイエット」。
「確かに痩せる」「いや、そんなに痩せない」「リバウンドが激しい」「危険」
など、いろいろな感想がありますが、糖質制限ダイエットをすることで実際に痩せる人が多いのも事実です。
実際に私も数年前に糖質制限ダイエットに挑戦したことがありますが、他のダイエット方法よりも結果が出やすかったというは実感しました。
そこでここでは、実際に糖質制限ダイエットをやってみて分かったメリットとデメリット、そして安全性などについてご紹介していきます。
糖質制限は痩せる
痩せるか痩せないかという話なら、糖質制限ダイエットは痩せます。
私は4か月間、糖質制限を行いました。
スタート時の体重が77kgもあったので、比較的スルスルと体重は落とすことができました。4か月で77kg→64kgと13kgの減量に成功しました。身長は170cmなので、ギリギリ「標準体重」と言ってもいいところまで落としたことになります(4年ほどたった今は、4kgばかりリバウンドしてしまっていますが…)。
糖質制限で13kg痩せたときの食事内容は次のとおりです。
朝食:ゆで卵2個、ハム+レタスなどのサラダ
昼食:野菜たっぷり+ソーセージなどで作ったスープ
夕食:キャベツの千切りボウル1杯、ゆでブロッコリー、鶏肉料理or豚肉料理、さば缶、海藻類、納豆、大豆ヌードル(ソイドル)など
間食:魚肉ソーセージ、さきいか、あたりめ、チーズ、ナッツなど
日によって内容に違いはありましたが、だいたい上記のような食事内容です。ごはんやパン、うどんなどの主食系とチョコやクッキーなどの甘いもの系をやめただけです。カロリー計算は一切しませんでした。
お腹が空くと、すかさず間食をしていました。ナッツの摂りすぎだけは注意しましたが、ほかの間食は割と好きに摂るようにしていました。
細かいことまで決めずに、とにかく炭水化物を抜くということだけで始めたダイエットですが、結果的には運動ゼロで4か月で13kg減ったので、成功したと言えます。
糖質制限ダイエットをやってみて感じたメリットとデメリット
実際に糖質制限ダイエットをやってみた感想です。
糖質制限のメリット
他のダイエット法より確実に体重を落とせた
それまでもダイエットを試してみては挫折の繰り返しだったのですが、糖質制限ダイエットは短期間で一気に体重を落とすことに関しては一番効果がありました。
バランスよく少しずつ痩せようとすると、時間の壁に負けてしまう私のようなタイプは間違いなく途中で挫折してしまいます。要するに「せっかち」なので、1か月で1kgしか痩せないとなるとモチベーションが続かないのです。
目標の減量値がマイナス4~5kgくらいのダイエットであれば、バランスを考えたゆっくり目のダイエットでも数か月で結果が出るので達成はそんなに難しくないと思いますが、私のように10kg以上痩せようと思う場合には勢いにまかせて一気に痩せる作戦の方が合っていました。
最初の2週間~1か月が勝負です。この時期が一番炭水化物ロスになって精神的にキツかったのですが、同時に一番体重が減った時期でもあります。
最初の1か月で5kgくらい減りました。体重が減るのを目の当たりにするとモチベーションも上がります。その後2週間くらいの停滞期に入りましたが、実際に5kg減って痩せた実感もあったために停滞期を乗り切ることができたと思います。
体の不調がなくなった
痩せたせいというのもあるとは思いますが、常にダルかったり肩こりがひどいなどと言った体の不調がなくなりました。
私が糖質制限ダイエットを始めたのは2012年です。
当時からすでに「糖質制限は危険」という意見もあったので、よけい慎重に食べるものを選んでいたと言えます。炭水化物を摂らない分、ほかでしっかりと栄養バランスを整えるように注意しました。これが、体の調子をよくしてくれた原因ではないかと思います。
糖質制限のデメリット
意外とお金がかかる
炭水化物がいかに安くて腹持ちがいい栄養成分かということを、改めて思い知らされました。炭水化物を摂らずに、バランスと腹持ちの両方を考えて食事を組み立てようとすると、けっこう食費がかかります。
ダイエット=食べる量が減る=食費も減ると考えている人がいたら、炭水化物ダイエットは逆に食費がかかるということを頭に入れておいてください。
立ちくらみ等の身体的影響がある
糖分を摂らないわけですから、多少なりとも身体的な影響は出るだろうというのは考えていました。特に、それまでごはん大好きで生きてきたのに、突然ごはんゼロ状態になるわけですから、まったく影響がないはずはありません。
実際に感じた身体的影響は立ちくらみです。どうやらカロリー不足が原因のようです。それまでごはんやパン、間食の甘いもので得ていたカロリーは相当大きかったということでしょうか。
ただ、幸い重い貧血のようなものではなかったので、食事内容に慣れてくると立ちくらみも起こらなくなりました。
長期間続けられない
いいところでもあり、よくないところでもあるのですが、糖質制限は長期間に渡って続けるというものではないように思います。
いろいろな危険性が言われているのも、この部分ではないでしょうか。一生炭水化物を摂らずに生活するということの安全性が定かではないのです。
不確かなものを生活習慣として取り入れてしまうことの怖さはあります。
これを逆に捉えれば、短期間であれば効率よく体重を落とせる方法ということにもなります。長期間続けられないことのプラス面とマイナス面は、本当に表裏一体なのです。
なので、私のように期間を決めてその短期間で目標を達成してしまい、それ以降の「維持」は別の方法で行うことによって、体への負担と安全性の不確かさからある程度は逃れられると思います。プラスの部分だけうまく使って、マイナスになりそうな部分は上手に回避するのです。
結局、糖質制限ダイエットはどうなのか?
私が実際に行ってみての結論は「糖質制限は痩せる」です。ただし、条件がいくつかあります。実際の感想は、次のとおりです。
このように、実体験からも糖質制限は痩せやすい方法であるというのは間違いないと思います。あとは自分の体の調子をよーく考えたうえで、やり方や期間に関して自分なりにルールを作った方がいいでしょう。
糖質制限で、ある程度体重を落としたあとの方が実は重要かもしれません。運動を取り入れたり、食事バランスを見直したり、間食をやめたり、そうしたことをすべてやってみてはじめて、自分の目標体重をキープするにはどうしたらいいのかが見えてくるはずです。
そのためのとっかかりとして、糖質制限ダイエットは有効と言えるでしょう。
▼飽きっぽい人向けのダイエット法はこちらの記事でご紹介しています。
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