フレッシュジュース人気がすっかり定着した感のある今、特にオススメなのがこのにんじんりんごジュースです。
材料はにんじんとりんご、そしてレモンをひと絞り。たったこれだけで、美容と健康、さらにはダイエットの効果もあるなんて言われているんです。
ちなみに、私は毎日の朝食をにんじんりんごジュースにすることで、体がだいぶすっきりしました。なので完全にひいき目トークになりますが(笑)、にんじん+りんごのパワーの高さは分かっていただけるのではないでしょうか。
にんじんりんごジュースの持つ効能とは?
では、私の主観ではなく、客観的に見てにんじんりんごジュースにはどのようなパワーがあるのでしょうか。それぞれの食材の持つ栄養から見ていきます。
にんじんに含まれる栄養素
にんじんには、β-カロテン、カリウム、ビタミンB1、B2、食物繊維が豊富に含まれています。特にβ-カロテン含有量は野菜の中でもトップクラスです。
にんじんの効能
抗酸化作用によるアンチエイジング効果
にんじんに豊富に含まれるβ-カロテンには、強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用というのは、体に蓄積される活性酸素を抑制する働きです。この活性酸素こそが老化の原因と言われています。つまり、抗酸化作用の強いβ-カロテンを積極的に摂ることで、老化を防ぐ=アンチエイジングにいいわけです。
お肌の改善などといった見た目のアンチエイジングだけではなく、血管の老化を防いで動脈硬化などを予防したり、細胞そのものの老化を防ぐことでガンの予防にもなると言われています。
このβ-カロテンは皮の部分に多く含まれているので、皮ごといただくのがベストですね。
β-カロテンは体内でビタミンAに変化
β-カロテンの優れているところはこれだけではありません。
その一部は体内でビタミンAに変換されるのです。
ビタミンAには皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるため、美肌にさらなる相乗効果があるだけでなく、眼精疲労の改善や風邪の予防などにも効果が高い優れものです。
カリウムで高血圧抑制
生活習慣病の代表とも言える高血圧。特に日本人は塩分の摂取量が多めなので、そのせいもあって高血圧に悩む人も多いでしょう。
カリウムは体内にたまった余分な塩分(ナトリウム)を排出してくれるので、高血圧の抑制にもなるのです。同時に、むくみの改善にもつながります。
りんごに含まれる栄養素
りんごにはビタミン類も含まれていますが、それ以上にミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム)や食物繊維が豊富に含まれています。カリウムによる高血圧抑制効果はにんじんと同様ですね。
りんごの効能
りんごと言えばポリフェノール効果
りんごにはなんと100種類以上のポリフェノールが含まれています。最近いろいろな食材で注目されているこのポリフェノールですが、1つの食材にこれだけ多くのポリフェノールが含まれている例はほかには見られないようです。
ポリフェノールも強い抗酸化作用がありますので、りんごにもまた大きなアンチエイジング効果が期待できるのです。
食物繊維で整腸作用
りんごは食物繊維が豊富なのですが、その中に「ペクチン」という水溶性の食物繊維があります。ペクチンにはコレステロールを下げたり血糖値を抑えたり、さらには腸内環境を整えてくれるという特徴があります。
にんじんとりんごを合わせると…?
それぞれの効能を合わせてみると、相乗効果で最強になるのはやはり「抗酸化作用」でしょう。抗酸化作用が高いということは、つまり美容と健康の両面から体の老化を防いでくれる力が強いということを意味します。
にんじんりんごジュースの作り方
2. にんじんとりんごをジューサーにかける
3. レモンをひと絞りして完成
作り方というのもおこがましいくらい、簡単ですね(笑)。にんじんやりんごの分量は大きさや好みで変えても全く問題ありません。
最後にレモンをひと絞りするのには理由があります。生のにんじんにはビタミンCを壊してしまう酵素が含まれているというのです。レモンをひと絞りすることで、それを防ぐことができるということです。
実は調べてみたところ「生のにんじんはビタミンCを壊すというのはデマ!」という考え方も少数ながらあるようですが、レモンを絞り入れたところで特にマイナス面があるわけでもないので、入れておけば間違いはないでしょう。味にも締まりが出ます。
また、作る際にはミキサーではなくジューサーを使いましょう。これは絶対。
私は最初自宅にミキサーしかなかったために「ミキサーなら搾りかすも無駄にしないで飲めるから、もっと体にいいはず!」と無理矢理自分を納得させてスムージー状にして飲んだのですが、胃への負担が大きくて少し気持ち悪くなってしまいました。ジューサーならばその心配はありません。
「わざわざジューサーを買っても続かなかったらもったいないし」という心配もあるでしょうから、まずは安いジューサーで十分です。機能的になんの遜色もなく、おいしいフレッシュジュースを作ることができます。
下が私が最初に使っていたジューサーです。3,000円以下で買えるのに、ちゃんと搾り切ってくれるので、美味しいにんじんりんごジュースができますよ。
コイズミ コンパクトジューサー グリーン KMJ-0500/G
にんじんりんごジュースの味は?
りんごはともかく、生のにんじんというと味に抵抗を持つ人も多いと思います。
ですが実際に作ってみると、とてもクリーミーで濃厚、自然の甘さたっぷりで、しかも臭みもなく、非常においしく飲むことができています。おいしいと感じることができれば、続けられます。
ちなみに、これまでグリーンスムージ―にも手を出したことがありますが、比べてみても断然飲みやすいです。
もし「作るのが大変」とか「ジューサーを洗うのがめんどう」とか「季節によって、りんごとにんじんがすごく高い」などという理由で「にんじんりんごジュース」に手を出せずにいるなら、市販のにんじんりんごジュースを購入してみるのもいいかもしれません。
砂糖も添加物も使っていない、自作のにんじんりんごジュースとほぼ同じクオリティのジュースもありますので、手間をかけずに飲みたいならぜひチェックしてみてください。
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にんじんりんごジュースを取り入れたダイエットとは?
もちろん、ただ毎日にんじんりんごジュースを飲んでいれば痩せるというわけではありません。特に糖分はそれなりに含まれているので、これまで通りの3度の食事+にんじんりんごジュースでは逆に太ってしまう可能性もあります。
私が参考にしたのは、石原式と呼ばれるやり方です。朝食をにんじんりんごジュースに変えて、昼食は軽めにおさえ、夕食はふつうに食べるという方法です。プチ断食のような感じで1日のうち胃腸を休める時間を多く作ることで、体の機能を適正にしながら1日に食べる量を減らすことでダイエット効果が出るわけです。
どんな方法を取ろうとも、ダイエットの基本は「消費カロリー>摂取カロリー」であることは変わらないということですね。
ただ、私の場合、にんじんりんごジュースが美味しいので続けやすかったというのはあると思います。
にんじんりんごジュースでおいしく美しく健康に!
今や数えきれないほどの健康法やダイエット法があふれかえっています。どれも多かれ少なかれ効果はあるはずです。
なので、結局何がいいかというよりは「続けられるかどうか」が重要なポイントだと改めて感じました。
簡単でおいしいものというのは続けやすいです。そういう意味では、このにんじんりんごジュース健康美容法の続けやすさは太鼓判間違いなしです!
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