今や朝食の定番と化したフルーツグラノーラ。
国産でも大手のケロッグやカルビー、日清シスコなどのメーカーが切磋琢磨でいろいろな種類のフルグラを発売しています。スーパーの陳列棚を見ても、その人気の高さを垣間見ることはできますね。
そんな衰えることを知らないフルグラ人気を横目に、スーパーのシリアル棚の片隅にひっそりと陳列されている(もしくは取り扱いすらされていない場合も…)のがミューズリーです。
日本ではフルグラ人気に隠れて”知る人ぞ知る”存在なのですが、実は海外ではかなり人気が高いんです。
フルーツグラノーラとミューズリーの違い
フルーツグラノーラとミューズリーの違いをまずは徹底的に解明してみます。
フルーツグラノーラの原材料(カルビー”フルグラ”の場合)
オーツ麦、ライ麦粉、砂糖、乾燥果実(パパイヤ、レーズン、りんご、いちご)、小麦粉、ココナッツ、マルトデキストリン、植物油、米粉、水溶性食物繊維、コーンフラワー、かぼちゃの種、アーモンド、食塩、小麦ふすま、玄米粉
(グリセリン、加工デンプン、クエン酸鉄Na、乳化剤、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ナイアシン、パントテン酸Ca、カゼインNa(乳由来)、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンA、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12)
ミューズリーの原材料(カントリーファーム”フルーツナッツミューズリー”の場合)
オート麦フレーク、小麦フレーク、レーズン、ライ麦フレーク、ライスフレーク、ひまわりの種、コーンフレーク(とうもろこし(遺伝子組換えでない)、砂糖、食塩、麦芽エキス)、ココナッツ、カシューナッツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ
原材料を比べてみると?
フルグラの方はビタミンなどの栄養素も原材料表記に含まれていたのですが(カッコ部分)、単純にそれ以外の見た目で分かりそうな材料を比較してみると、使っている材料自体にそんなに大きな差はありません。
実は、どちらもメインとなるのはオーツ麦。そこにライ麦や小麦、それにドライフルーツやナッツなどが加えられているのです。
このオーツ麦と他の麦類、そしてドライフルーツなどを混ぜ合わせた状態のものがミューズリーです。
そしてそれにシロップや植物油を混ぜてオーブンで「焼き上げた」ものがグラノーラなのです。
フルグラとフルーツナッツミューズリーの栄養比較(100g当たり)
フルグラ | フルーツナッツミューズリー | |
エネルギー | 442kcal | 370kcal |
たんぱく質 | 7.2g | 11.4g |
脂質 | 15.8g | 7.9g |
糖質 | 63.2g | 59.3g |
食物繊維 | 9.0g | 8.2g |
ナトリウム | 186mg | 16mg |
原材料にはほとんど差がありませんが、こうして栄養を比較してみると、シロップや油の分だけフルグラの方がカロリーも高く脂質や糖質・塩分が多くなっていることがわかります。
逆に言えば、それだけフルグラの方が味もしっかりついていて食べやすいとも言えます。
そして、この比較からもミューズリーの方がヘルシーであるのは間違いないでしょう。味さえ慣れてしまえば…!
鳥のエサではありません!
初めてミューズリーを買ってみた印象は…鳥のエサ。
特にフルグラの濃い味つけに慣れてしまっていると、ミューズリーは見た目的にも味的にも「これは人間様が食べてよいものなのだろうか…」と一抹の不安を覚えるかもしれません。
未調理のオーツ麦が主体なので、食感はボソボソした感じです。味は要するに混ぜ合わせてあるドライフルーツの味がするだけです。
ですが、もしこれまでフルグラ一辺倒の方がいらっしゃったら、騙されたと思って1週間フルグラからミューズリーに変えてみてください。
もうフルグラには戻れなくなるかもしれません!
ミューズリーの美味しさ
ミューズリーの美味しさとは、つまり何といっても素材の美味しさなのです。フルグラの美味しいとは意味が違います。
素材の美味しさと言っても、押し麦やドライフルーツなので新鮮さがどうのこうのという話ではありません。”美味しい”の基準そのものが変わってしまうのです。その「味気無さ」自体が美味しく感じられるようになり、ボソボソした食感自体が最高の食感に思えてくるのです。
オーツ麦にはビタミンやミネラル、食物繊維が非常に豊富に含まれているので、ふだんの食生活で不足しがちな栄養素をしっかり補うことができます。しかも、フルグラのように、自分では健康によいつもりで食べていたのに、結果カロリーオーバーで逆効果というような腑に落ちない矛盾を抱えずに済むという利点もあります。
ちなみに、少し甘味のある「調整豆乳」をかけて食べるのが個人的にはベストです。
ミューズリーで「健康」と「美味しい」を両方手に入れてしまいましょう!
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ミューズリーに初めて挑戦する人でも食べやすいですよ!
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