「毎月のスマホ代を安く抑えたいので格安スマホに変更したい」と考えていても、クレジットカードを持っていない(作れない)ために乗り換えられないという人もいるのではないでしょうか。
今や格安スマホに参入している会社は有名どころだけでも数十社ありますが、そのほとんどが支払い方法に「クレジットカード払い」しか選択できないという状況です。
そこで、主要な17社に連絡して支払い方法の選択肢について調べてみました。「クレジットカード以外の支払い方法」を選択できる格安スマホをピックアップしましたので、もし何らかの理由でクレジットカードが使えない・作れないという人は、こちらの会社で格安スマホの契約をしてみることをおすすめします。
*調べた会社
Biglobe SIM/スマホ、mineo(マイネオ)、NifMo(ニフモ)、DMM Mobile、U-mobile(ユーモバイル)、Y!mobile(ワイモバイル)、J:COMモバイル、nuroモバイル、楽天モバイル、スマオフ、UQ mobile、TONEモバイル、イオンモバイル、IIJmio、OCN モバイル ONE、DTI SIM、LINEモバイル
公式にデビットカードを使えるのは「楽天モバイル」と「J:COMモバイル」
クレジットカード代わりに使えるカードとして、日本でもだいぶ浸透してきた感のある「デビットカード」。ドコモやauでは携帯料金の支払いにも使えるようにもなっています(ソフトバンクでは使えない)。
ところが、格安スマホの料金支払いに「デビットカードも使えます」と謳っているところは意外と少ないんですよね。
楽天モバイルの場合は、公式サイトに「デビットカード」での支払いも可能とはっきり書いてあります。ただし、条件もあって、
・楽天銀行デビットカードまたはスルガ銀行デビットカードのみ利用可能
・端末代を一括で支払った場合のみ使える(端末代の分割にデビットカードは使えない)
ということ。
使えるデビットカードは限られますが、どうせなら楽天銀行のJCBデビットカードを使うのがおすすめ。年会費無料&100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが付きます。1%のポイント還元率はクレジットカードなみです。
楽天モバイル月額料金例(税抜き)
スーパーホーダイ (6GB) | 2,980円 |
合計 | 2,980円 |
+端末代金は別途一括払い:1万円前後から5万円台まで
*「楽天でんわかけ放題(5分以内の国内通話が何度でもかけ放題)」つき
*楽天の会員以外は、3,980円
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また、J:COMモバイルの場合、公式サイトに「デビットカードも使える」とは書かれていないのですが、電話で問い合わせたところ
VISA、JCB、Masterなどのデビットカードは使える
とのことでした。
さらに、端末代の分割払いもデビットカードの支払いでOKということなので、一括で買う余裕がない人にはオススメできます。
J:COMモバイル月額料金例(税抜き)
データ使用料 (5GB) | 2,980円 |
通話料 (かけ放題5分) | 850円 |
合計 | 3,830円 |
+端末代金は別途一括払い:3万円台から6万円台まで
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mineo、NifMo、UQ-mobileは「デビットカードでも審査が通る可能性はないわけではないが、その基準は分からない。とりあえず申し込みのときにデビットカード番号を入力してみて、通れば使えるし通らなければ使えない」ということでした。
なので、デビットカードで支払いをしたいなら、
使えるデビットカードの種類が多い(VISA、JCB、Masterなら使える)
端末代の分割にもデビットカードで対応できる
という点で、J:COMモバイルがおすすめできます。
プリペイドカードを使えるのは「LINEモバイル」のみ
LINEモバイルの料金支払いには、クレジットカード払いのほかに、「LINE payカード」払いと「LINE pay」払いが選べます。
このうち、「LINE pay」というのは専用のアプリを使って支払いする方法なのですが、アプリとクレジットカードを紐づけないと使えないので、実質はクレジットカードが必要ということになります。
一方、「LINE payカード」というプリペイドカードを使えば、クレジットカードを持っていなくてもLINEモバイルの月額利用料金を支払うことができます。カードはコンビニ(ファミリーマート・ローソン)で買えますし、チャージもコンビニ店頭でできるので、使いやすさの点ではまったく問題ないでしょう。
LINEモバイル月額料金例(税抜き)
コミュニケーションフリープラン(5GB) | 1,640円 |
音声付き | 580円 |
合計 | 2,220円 |
+端末代金は別途一括払い:1万円台から4万円台まで
「コミュニケーションフリープラン」はLINE、Twitter、Facebook、Instagramが使い放題のプランです。
090(080)の番号を使うには「音声付き」を選びましょう。
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*今なら、音声通話SIMなら3ヶ月間1,390円引きのキャンペーンでお得に契約できます(最安で月額基本料が300円、5GBでも830円)
「LINE payカード」以外のプリペイドカードは使うことはできませんが、購入のしやすさとチャージのしやすさ、ポイント還元率の高さ、またJCBのプリペイドカードなのでLINEモバイルの支払い以外にもJCB加盟店でなら支払いに使えるという利便性の広さを考えると、クレカ代わりに1枚持っておいてもいいのではないでしょうか。
LINE Pay カードについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
>>コンビニで買える最強プリカ「LINE Pay カード」|クレジットカード代わりの簡単便利な使い方
コストの安さ、品質、カードのポイント還元率の高さなどを総合的に考えると、クレジットカードを持っていない人にとっては、LINEモバイル×LINE Pay カードの組み合わせはけっこう最強だと思います。
LINEモバイルには、10分以内の通話なら定額(税抜き880円)で何度でも利用できるかけ放題のオプションもあります。
このオプションは「いつでも電話」というアプリを使って通話する必要がありますが、面倒な設定は不要で、ただアプリをインストールして使うだけでOK(電話帳は自動的に同期されます)。
10分を超える分の通話料も、通常20円/30秒のところ、10円/30秒で利用できます。
固定電話などへの電話が多い人は、このかけ放題プランに加入するとお得に使えますね。
銀行の口座振替を使えるのは「楽天モバイル」「J:COMモバイル」「TONEモバイル」「Y!mobile」「OCN モバイル ONE」「UQモバイル」
銀行口座振替で月額料金の支払いができる格安スマホはけっこうたくさん見つかりました。
「楽天モバイル」「J:COMモバイル」「TONEモバイル」「Y!mobile」「OCN モバイル ONE」「UQモバイル」では銀行口座振替に対応していることが確認できています。
ただし、それぞれ申し込みできるところが異なります。
オンラインで申し込み
オンラインでの申し込みで、支払い方法に「口座振替」が選べるのは楽天モバイルとUQモバイルです。
オンライン申し込みの「支払い方法」という項目で、口座振替を選択します。
楽天モバイルの場合
「口座振替」を選択して、「口座情報の登録へ」から詳細をオンラインで登録します。
UQモバイルの場合
「お支払い方法」で「口座振替」または「自動振込」(郵便局の場合)を選びます。UQモバイルの場合は、オンラインで口座情報を登録するのではなく、別途「口座振替依頼書」というのが郵送されてきますので、それに記入して同封の返信用封筒に入れて返送します。
*口座振替の手続きが完了するまで1~2カ月かかります。それまでは振込用紙が送られてくるので、コンビニなどで支払うようにしましょう。
UQモバイル月額料金例(税抜き)
プランM(6GB) 最大2年間、その後は3MB | 2,980円 |
マンスリー割 (2年間) | 0円~1,500円ほど |
合計 | 1,480円~2,980円 |
+端末代金は別途一括払い:1万円台から5万円台まで
5分以内の国内通話何度でも無料の「おしゃべりプランM」か、無料通話120分の「ぴったりプランM」のどちらか込み。
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楽天モバイルもUQモバイルも口座振替にできるのは月額利用料金のみで、端末代やアクセサリー代は「クレジットカード/デビットカード」払い、または代金引換(UQモバイルの場合)になるので注意してください。
郵送で申し込み
J:COMモバイルは、ウェブで簡易申し込みをしたあと、正式な申し込み用紙と支払い情報の用紙が郵送で送られてきます。
支払い情報を記入する用紙では「口座振替」が選べるようになっているので、そこに自分の口座情報を記入して送り返します。
また、J:COMモバイルでは、口座振替での支払いを選択した場合でも、端末代の分割払いは可能です。端末を一括で買う余裕はない、でもクレジットカードは持ってないという人にはおすすめですね。
店頭で申し込み
TONEモバイルとY!mobileは、店頭での申し込みに限り銀行口座振替による支払いを受け付けています。
TONEモバイル月額料金例(税抜き)
基本料金 (5GB) | 1,000円 |
090通話オプション | 953円 |
合計 | 1,953円 |
+端末代金は別途一括払い:TONEm15(LTE対応機種)29,800円
090(080)の番号を使うには「090通話オプション」を付けましょう。ただしかけ放題ではないので、別途18円/30秒の通話料金がかかります。もし通話料が心配な場合は、050の番号でかける「IP電話かけ放題オプション」=500円/月(2018年1月分以降は700円/月)を使うとベター。10分以内の通話が何度でもかけ放題になります。
TONEモバイルは、他のMVNOと比べて回線の速度が遅いことに注意。下りで500~600kbpsなので、ネットで調べものをしたりする分には問題ありませんが、動画を頻繁に見るような場合には向いていません。動画チェックなどはwifi環境で使うようにした方がいいでしょう。
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Y!mobile月額料金例(税抜き)*ソフトバンク以外からの乗り換えの場合
スマホプランM (3GB)*キャンペーン中は6GB | 3,980円 |
月額割引(24か月間) | -1,500~1,800円 |
ワンキュッパ割(12か月間) | -1,000円 |
合計 | 1,180円~1,480円 |
+端末代金は別途:3万円台~5万円台程度
(スマホプランでは、10分以内の通話が300回/月かけ放題)
Y!mobileで申し込む際に注意したい点は、端末を分割払いにしても口座振替ができる場合もあったり、逆に一括払いにしても口座振替ができない場合もあったりするらしいです。店舗の判断によって変わるとのこと。このように、端末代金の一括・分割にかかわらず、100%確実に口座振替にできるとは限らないという話でしたので、いずれにせよ店頭で相談する必要があります。
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電話での申し込み
OCN モバイル ONEの場合は、電話で申し込む場合は口座振替も可能です。ただ、所定の用紙を送ってもらって必要事項を記入して返送するので、多少時間がかかります。
OCNモバイルone料金例(税抜き)
音声対応SIM 5GBコース*キャンペーン中は6GB | 2,150円 |
OCNでんわかけ放題 | 850円 |
合計 | 3,000円 |
+端末は別途自分で用意(OCNはSIMのみ)、もしくはNTTコムストアで端末+SIMセットを購入→代金は別途:3万円台~5万円台程度
(「OCNでんわかけ放題」では、5分以内の通話がかけ放題)
基本的に端末は自分で別途購入する必要があります(「NTTコムストア」というところで端末とSIMのセット販売もしていますが、そこで端末を分割で購入したい場合にはクレジットカードが必要)。
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>>OCNモバイルONEオンラインストアはこちら
クレジットカードがなくても格安スマホをあきらめないで!
このように、限られた会社にはなりますが、クレジットカードがなくても契約できる格安スマホはあるのです。そしてここに挙げた格安スマホ会社はどれも、サービス面での評判も高いところばかりです。
クレジットカードがないからと言って格安スマホという選択肢を躊躇していたなら、これらクレカ以外の支払い方法を選べる会社で契約を検討してみてはいかがでしょうか。
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