「引っ越しをしたくて部屋探しをしているけど、どこも一長一短で決められない…」
求める条件が厳しくなればなるほど理想の部屋を探すのは至難の業ですから、どこかに妥協は必要となってくるんですよね。
ただ、闇雲に妥協してしまうと満足度が低い部屋にしか住めませんし、逆に妥協のハードルをあげてしまうといつまでたっても理想の部屋が見つからないということになりかねません。
ここでは、部屋探しをする際に妥協してもよい点は何か、反対に絶対妥協してはいけない点は何かについて詳しくご説明していきます。
Contents
部屋を選ぶときに変えられない条件とは?
新しく部屋を選ぶときに、自分の中ですでにほぼ決まっているのが「家賃」ですね。収入が20万円なのに、家賃15万円のマンションに住むのは物理的にムリですから。
なので、家賃を固定した場合に、そのほかで妥協しやすいポイントと絶対に妥協してはいけないポイントを見ていきましょう。
部屋探しで妥協しても意外と困らないポイントは?
築年数
実は、条件が厳しい人ほど古い物件はオススメです。当然、古い物件よりは新しい物件の方が人気があります。なので、他の条件がすべて同じなら、当然築年数が新しい方が家賃は高くなりますよね。
たとえば、
築40年のマンション:駅徒歩3分、1LDK→家賃8万円 新築マンション:駅徒歩3分、1LDK→家賃12万円このくらいの差が出るのは普通です。
家賃の予算が8万円以内の場合、いくら下の新築マンションに住みたくても候補から外れてしまうわけです。ですが、上の築40年のマンションであれば、建物の古さ以外はまったく同じ条件で予算内で借りることができるのです。
しかも、こうした築年数の古い物件は周辺相場よりも安いことが多いです。
「いくら相場より安くても、ボロボロの古いマンション(アパート)に住むのはなぁ~」という方もいると思いますが、こうした物件はその古さゆえ借り手から敬遠されて長いこと空き家状態が続いたために、オーナーが一念発起して内装をリフォームして貸し出すというパターンが結構あります。
借り手がいないまま放置しておくよりも、建物を壊して一棟まるまる新しく建てるよりも、リフォームした方が低コストで借り手もつくし万々歳なのです。
見た目はすごく古いけど中はピカピカ新築のような部屋。これならお得ですよね。
ただ、一点注意してほしいのは、最近はやりのリノベーション物件です。おしゃれなやつですね。古い物件の内装をきれいにして貸し出すという点は同じですが、このおしゃれ感というプレミアがつくことで相場と比べても全然安くなかったりすることもあります。
ねらい目はあくまで「単純に古くて借り手がつかないからリフォームした」くらいの物件です。
駅からの距離
けっこう敬遠されがちなのが、駅から遠い物件です。ですが、慣れてしまうと意外と気にならなくなるのものです。
特に物件を選んでいるときの「徒歩10分」と「徒歩15分」の間には心理的に大きなハードルがあるのですが、実際に歩いてみると大して差を感じないものです。
ダイエットをしたくても運動が続かない人にとっては、強制的に毎日歩くことになりますので、健康面からもオススメです。駅徒歩15分物件ダイエットです(笑)
最寄駅
物件を探す場合には、ある程度最寄駅・沿線の条件を決めている方が多いと思います。学校や職場に通いやすい、よく遊びに行く街まで一本で行けるなどですね。
このときひとつの沿線だけにこだわってしまうと、なかなかよい物件が見つからなかったりします。
特に最近では、新しい路線の開通や路線同士の接続によって、鉄道網の利便性がものすごく向上しています。今までターゲットにならなかったような路線や駅でも、結構便利に使えるようになっていたりするのです。
なので、沿線や最寄駅のターゲットを広げても、意外と便利にアクセスできたりします。沿線を変えたら条件にピッタリの物件が見つかったなんてこともあり得ますからね。
余談ですが、毎年発表される「住みたい街ランキング」人気の街に住んでみたいという気持ちは誰でもありますよね。でも、高いです。条件通りの物件を探すのは難しいです。
ならば、逆に「これから住みたい街ランキングに入りそうな街」に先回りして住むというのも手かもしれません!
部屋選びで絶対に妥協してはいけないポイントとは?
環境
妥協してもいいポイントに「駅からの距離」を挙げましたが、逆に駅から自宅までの環境や、自宅の周辺環境には妥協すべきではありません。
例えば昼間は一見普通の商店街に見えるところが、夜になると飲み屋街になって酔っ払いが道にあふれているとか、街灯のほとんどない住宅街を毎日夜中15分歩いて帰らなければならないといった環境はあまり好ましくはありませんよね。
人によって、また生活パターンによって、良し悪しの判断基準は様々ですが、自分の生活パターンにあまりに合わない環境の街はやめておいた方がよいでしょう。
住むというのは多くの時間をそこで過ごすことになるわけですから、妥協してしまうとストレスにもなりかねません。
もちろん、毎晩居酒屋で晩酌して帰りたい人にとっては駅前の商店街が飲み屋街に変わるといった環境の方が好ましいでしょう。毎日自炊している人にとってはスーパーが近くにあるかどうかは大きな問題です。
ですから一概に「こういう環境はオススメです」とか「ここはやめましょう」とは言えません。
自分の生活に絶対必要なもの(店や施設)、絶対に避けたいものをまずは明確にして、その条件に合った環境を選ぶようにしましょう。
隣人
環境以上に妥協したくないのが「隣人」です。
入居してみて騒音がひどかったり挙動の怪しい隣人が同じ物件に住んでいたら、すぐにまた引っ越したくなるでしょう。
もちろん、ほとんどの場合はきちんと入居審査を通った人だけが住んでいるわけですから必要以上に神経質にならなくてもよいのですが、それでも何が起こるか分からないのがこのご時世です。
事前に分かる範囲で「異変」をキャッチして避けることができれば、それに越したことはありません。
実際に住んでからでないと分からないこともたくさんありますが、事前の内見でチェックできるポイントをいくつか挙げておきます。
昼間と夜の2回内見をする
昼間の誰もいない建物では、部屋の間取り等はチェックできても周りの住人の様子はまったくわかりません。なので、昼と夜の2回内見をさせてもらうようにお願いしましょう。
仕事をしている住人が帰宅している遅めの時間も絶対一度は内見させてもらうべき。私は以前夜に内見をした際に、窓を開けていた下の部屋から怒号が延々と聞こえてきて(痴話げんか)、候補から外したという経験があります。
こういうのって、人がいない昼間の時間帯に内見しても分からないですからね。入居して実際に生活してみてから気づいても後の祭りです。
できるだけ住人のいる時間帯に内見をして様子をうかがうのがよいでしょう。
ドアの前に荷物がたくさんある部屋は要注意
ドア前の公共部分に、荷物(とかゴミ)がたくさん置いてある部屋があります。こういう部屋の住人は清潔さに無頓着だったり、公共の場所と自分のスペースの区別ができない人が多いです。
常識が通用せずにトラブルになる可能性が高いので、必ずチェックをしておきましょう。
できれば、すべての階の廊下をざっとチェックさせてもらえるとよいですね。(傘や植物が少し置いてあるくらいなら、気にしなくてもよいと思います)
部屋選びには妥協とこだわりのバランスが大事!
心機一転、新しい環境でスタートさせる生活は気持ちのよいものにしたいですよね。
今回ご紹介した、物件探しで妥協してもよい点というのは、条件に合った部屋を手に入れるためのものです。
そして妥協してはいけない点は、理想の環境を手に入れるためのものです。
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