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久しぶりにやるラジオ体操が想像以上に秀逸!運動嫌いの最後の砦

健康

老若男女、日本人であれば生まれてこのかた一度も”ラジオ体操”をやったことはないという人はいないでしょう。そのくらい、誰でも知っている体操ですね。

小学生の夏休みと言えば、早朝のラジオ体操。体育の前の準備運動もラジオ体操。高校までの18年間で、数えきれないほどのラジオ体操をこなしてきたはずです。

しかし、大人になるとめっきりやらなくなってしまいます。ラジオ体操の分布は圧倒的に学生時期に偏っているのです。もしくは一部のシニアの方たち。

これは非常にもったいないことです。

数年前に「大人のラジオ体操」というのがプチブームになりましたが、あのときせっかくDVD付きの本を買ったのに今はもうやっていないという人も多いのではないでしょうか。まるで”カーヴィーダンス”や”イージー・ドゥ・ダンササイズ”みたいな他の流行りのダイエット教本DVDのように。

ラジオ体操というのは、手軽にいつでもどこでも誰でもできるというのが最大の長所なのです。わざわざDVDをかけないとできないという類のものではありません。

 

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ラジオ体操の歴史

そもそも、ラジオ体操っていつからあるのでしょうか。

現存するラジオ体操第一・第二は、それぞれ1951年、1952年に制定されたそうです。

ですが、実際にはそれよりさらに以前、1920年代からオリジナルのラジオ体操は日本で実施されたとのこと。もともとはアメリカの保険会社が行っていた体操が原型のようです。当時渡米した日本の役人さんがそれを見て、日本でも取り入れるように提言。日本でも新たに設立された簡保や生命保険協会がNHKと組んで当時の文部省に考案を依頼し、その後NHKラジオで放送が開始されたということです。

今でもかんぽ生命が「社会貢献活動」としてラジオ体操の普及に取り組んでいます。当時からずっと国をあげての”健康促進”運動なんですね。

ちなみに、全国の一般の人たちにラジオ体操の実際の振付を普及したのは郵便局員だったそうです。ラジオだけでは分かりにくいですからね。

なので、一番最初のラジオ体操からはもう100年が経つというわけです。現存するラジオ体操第一・第二でも70年の歴史があるわけです。知らない人がいないはずです。

 

ラジオ体操はここがすごい!

何事もそうですが、時代とともに不要なもの・劣等となったものは淘汰されていく運命にあります。特にここ数年の科学技術の進歩は目覚ましく、この進化のスピードに遅れたモノはどんどん取り残されてあっという間に消えてしまいます。

その激動の時代に、100年も生き残っているラジオ体操が「優等」でないわけがありません。

何年もやっていなくても結構覚えている

かく言う私も、おそらく15年以上ラジオ体操空白期間がありましたが、実際にやってみるとビックリするほど体が覚えていました

他の運動のように「もう長いことやってないからできないかも」という言い訳がまったく通じないくらい体に馴染んでいたのです。

たった3分で体のすみずみまで動かせる

ラジオ体操第一・第二ともに、13種類もの運動で構成されています。首、肩、腕、胸、背中、腰、足を動かす運動がどこかしらに入っているので、たった3分ほどの体操でまさに体のすみずみまで一通り動かすことができるのです。

試しに、一度朝起き抜けにラジオ体操第一だけでもやってみてください。寝ている間にガチガチに固まった体がボキボキ言いながらほぐれていくのがわかりますよ!

流れるような動き

ラジオ体操の最も秀逸な点は、この流れるような動きです。長年のブランクがあっても体が覚えている理由というのも、この一連の自然な動きだからこそでしょう。

ひとつの運動から次の運動へつながる動作が完ぺきです。ものすごく計算されつくされていますね。

第一と第二の絶妙な違い

第一と第二に分かれているのは、運動の種類が違うわけではなくその主旨自体が違うのです。

ラジオ体操第一は、老若男女を問わず誰でもできることにポイントを置いた体操です。
軽快なリズムに合わせて、体全体の筋肉や関節をバランスよく動かすことができます。

引用元:かんぽ生命<図解>ラジオ体操第一

 

ラジオ体操第二は、体をきたえ筋力を強化することにポイントを置いています。
筋肉や関節を柔軟にするダイナミックな運動が、血行を促進し内臓の働きを活性化させます。

引用元:かんぽ生命<図解>ラジオ体操第二

運動の種類自体は第一・第二とも13種類で動かす箇所も同じなのですが、実際にやってみると第二の方が運動量が多く少し疲れるなと感じるはずです。

このように運動強度が違うことで、自分の体の調子にあったやり方ができます

飽きる前に終わる

例えば、毎日ストレッチをやろうとすると結構続けるのが大変だったりしませんか。性格にもよるのでしょうが、せっかちな私などはふつうのストレッチは動きが緩慢すぎて、やっている間にイヤになりカウントを早めてしまったりします(笑)

その点、ラジオ体操は各所の関節や筋肉を伸ばすストレッチ運動がしっかり組み込まれていながらも、ひとつひとつの運動が短くテンポよく進んでいくので、飽きる前に終わってしまいます。これは、飽きっぽい人にはもってこいの運動だと思いますよ。

 

ラジオ体操のダイエット効果は?

ラジオ体操だけで痩せるのか?

「ラジオ体操で痩せる」というような記述も見られますが、個人的な感想としては「やれば痩せる」というような直接的なダイエット効果があるとは思いません。

ただ、全身運動なので血のめぐりがよくなるため、代謝があがるなど間接的にダイエットにプラスの影響を与えてくれるのは間違いないでしょう。

また、ラジオ体操の運動強度は速いペースのウォーキングと同程度ですが、なんにせよ時間が短いので、そんなに多くのカロリー消費は期待しない方がよいでしょう。ラジオ体操を1時間続けてやるというのなら、それなりのカロリー消費は見込めるでしょうけど(笑)

全力でやってみよう

せっかくやるならダラダラやらずに、メリハリつけた動きで全力でラジオ体操をやってみましょう。第一・第二を通して全力でやると結構疲れます。

動かしている部分に意識を向けるだけで、同じ運動でも効果はアップします。消費カロリーを気にするよりも、このように動きを丁寧に全力で短時間やる方に重点を置いた方がよいでしょう。

 

今こそ日々の生活にラジオ体操を!

朝でも、ランチの後でも、夕方の休憩時間でも、夜寝る前でも、いつでもどこでもいいので一日一回ラジオ体操をやってみませんか。別に音楽に合わせてやる必要はないので、テンポを少し早めれば3分と言わず2分で終わります

なかなか運動に手が回らない忙しい大人たちこそ、簡単にできるラジオ体操でちょっとずつ健康生活を取り戻しましょう!

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