歩道を通る自転車は安全?危険?忘れちゃいけない自転車事故に対する危機管理とは

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先日、都内某所で歩道を歩いていると、チャイルドシートで子供を前に乗せたママチャリのお母さんが猛スピードで自転車をこいでいるのが視界に入ってきました。

そこは幅が2m以上ある割と広めの歩道。しかも平日の昼間という人もあまり歩いていない閑散とした時間帯だったので、歩いているのは私の前方には1人のおじいさんだけ。「歩道幅が広い+人があまりいない」という状況を考えると、まあ、いくら猛スピードで自転車を走らせていたとしても、事故になる可能性は低いと見積もってもおかしくはありません。

自転車はそのままスピードを落とすことなく、おじいさんのすぐ後ろまで追いつきました。自転車からはおじいさんの位置は目の前に確認できているはずなので、当然よけると思いますよね。自転車のお母さんもよけるつもりだったと思います。ハンドルを切っていたはずです。ですが、スピードが出すぎていたせいか、はたまたチャイルドシートが重かったせいか、ハンドルは十分に切れていなかったようです。おじいさんをよけきれずに、自転車のお母さんの体がおじいさんの体に接触。おじいさんは転倒こそしませんでしたが、よろけていました。

ママチャリのお母さんはひたすらに平謝り。幸いにもおじいさんにケガはなく、おじいさんは逆にチャイルドシートに乗せていた子供を心配しながら「私は大丈夫だから、でも子供を乗せてるときは気をつけてね。怖かったねーごめんねー」と笑顔で答えていました。

いい話ですね~。世の中こんな温厚で話の分かるおじいさんばかりだったら、いくら自転車で猛スピードで歩道を走っても笑って許してもらえるかもしれません。

…という話ではなく、この一連の状況を見ていて思ったことはシンプルに「スピードを出している自転車は凶器になりうる」ということです。ぶつかりそうになった相手が優しければだいじょうぶとか怖い人ならヤバいとか、そういうことは関係ありません。

実際この軽い接触事故だって、あと数cmずれていたら、おじいさんは転倒していたかもしれません。それで骨折をしてしまったり、さらには打ちどころが悪くて死亡事故にでもなってしまったら、それこそ謝って済む話ではなくなってしまうのです。

この事故未遂を目撃したあと、自転車に関してちょっとした危機意識を抱きました。自転車に乗る側としての危機管理と、歩行者としての危機管理。この2つの側面からいろいろ調べてみました。

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どうすれば安全に自転車を乗れるのか?

まずは、自転車の交通ルールの大原則と実際にどう運用されているのかを知る必要があります。

そもそも自転車は歩道を走っていいの?

自転車とは「軽車両」に分類されるので、どちらかと言うと車両の仲間です。

なので、基本的には車道を走るのがルール。しかも左側通行が原則です。車とまったく同じですね。

この大原則があるうえで、自転車は歩道を「通ってもよい」ということになっています。ただし、通ってもよい場合というのは以下のとおり。

1.道路標識等で自転車が歩道を通行することができるとされている場合

2.自転車の運転者が高齢者や児童、幼児など、車道を通るのが危険であると認められる場合

3.車道又は交通の状況からみて、自転車の安全性を確保するためには歩道を通るのがやむを得ないと認められる場合

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このような「歩行者」と「自転車」のマークが入った標識が歩道にある場合は、「歩行者優先ですが、自転車も通っていいですよ」という意味。

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これは、歩道の車道側に自転車レーンを設けてある歩道です。

これらの自転車の通行に関する決まりというのは、すべて道路交通法で定められています。原則は「自転車は車道の左側。歩道通行は例外的に認められる」が正解なのですが、実際には「車道を走るのは危ない(怖い)と判断したから歩道を通っている」と言えば、自転車で歩道を通っていることでただちに道路交通法違反でお巡りさんに捕まるようなことはないでしょう。

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片側2車線の大きめの車道。車道の一番左側には自転車用のレーンが設けられています。ただ、写真のように自転車レーンには路駐の車が行く手をはばんでいたりするので、確かに停車している車を自転車でよけようとすると危険度は増します。

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なので、実際には横の歩道を通る自転車が多いのが現実です。この歩道には「歩行者+自転車マーク」の標識がなかったのですが、車道の状況を考えると自転車が歩道を通行する十分な理由になるでしょう。

こうした状況を見るだけでも、「自転車は歩道を通行できるのか?」という質問に対しての現実的・実際的な答えは「イエス」であると言えます。

自転車で歩道を走る場合は絶対「徐行運転」

ならば、自転車も大手を振って歩道を走れるのかというと、実はそうでもありません。歩道はあくまで「歩行者のための道路」です。歩道で最優先なのは歩行者なのです。

なので、自転車は車道を走るのが危険と判断されたら歩道を通ってもよいけれど、必ず歩行者の安全を優先して「徐行」して通らなければならないのです。当たりまえですが、時速20km(クロスバイクの平均速度)で歩道を走っちゃダメということ。もちろん、私が目撃した「ママチャリ衝突事故未遂」のお母さんも、徐行どころか猛スピードで歩道を走っていたので、これもアウトです。

おそらく、徐行することで「自転車vs歩行者」の事故はかなり減少するのではないでしょうか。そもそも、スピードの差が激しい歩行者と自転車が、歩道という限られたスペースで自由気ままに通っていたら、そりゃあぶつかる可能性は高いですよね。というかぶつからない方が不思議です。

ちなみに、歩道を走っていた自転車が歩行者とぶつかった場合、ほとんどの状況で自転車側の過失とされます。自転車事故の判例がまだ少ないため、車と歩行者のように具体的に過失割合が定型化されてはいないようなのですが、仮に「歩行者が急に方向転換したからぶつかった」「歩道を歩いていた幼児が急に走り出したからぶつかった」という一見自転車側からすると歩行者に非があると思えるような状況であっても、歩道上では自転車側に過失があるとされる場合がほとんどのようです。

自転車事故は、車両の事故より軽いとは限らない

自転車は車ほどスピードが出るわけではないし、乗り物自体もそんなに重厚なものではないから、車の事故のように重大な事故にはならないだろうと高をくくっていると、それこそ大変な目に合うかもしれません。

平成27年度の自転車対歩行者の事故件数は2,506件自転車同士の事故や自転車と車両との事故を含めると約10万件)。「けっこう少ないな」と思ったかもしれませんが、これは報告されているものだけです。ちょっとぶつかったくらいでは報告しなかったり、自転車が逃げてしまってそのままになってしまったりといった事案(自転車には車と違ってナンバープレートがありませんから、その場で逃すとあとから探し出すのは至難の業です)はこの何倍もあると思われます。

そしてそんな中、年に数件は歩行者が亡くなってしまう死亡事故が起きているのです。「自転車でぶつかったくらいでは絶対に歩行者は死なない」などということはないのです。亡くならないまでも、相手に重大な障害が残ってしまう場合というのもあります。

このように、自転車だからと言って、事故を起こしたときにその程度が自動車より軽いという保証はどこにもありません

実際、以下のような判例があります。

女子高生が夜間無灯火で携帯電話をいじりながら自転車を運転していたところ、前方を歩いていた50代の女性に衝突。被害者女性は、手足のしびれなどや歩行困難などの障害が残り、仕事も失職。女子高生に約5,000万円の支払いが命じられた。(横浜地方裁判所・平成17年11月25日判決)

これを見てどう思いますか?私はちょっとびっくりしました。というのも、携帯電話をいじりながらの女子高生がそんなに驚くようなスピードで自転車を爆走させていたとは考えにくいからです。それでも、ぶつかると相手側に重大な障害が残ってしまうほどのダメージを与えてしまうということなのです。自転車とはそういう乗り物なんだということを、常に意識しておかなければならないということでしょう。

そして、5,000万円の賠償金なんて、当然女子高生が払えるわけありませんよね。なので親が払ったはずです。もちろん被害者側からしたら、障害が残って、それによって仕事もできなくなってしまったのですから、5,000万円というのは妥当な金額なのでしょう。

でも、これが自分だったらと考えるとゾっとしませんか?

自分の身を守るために、自転車に乗るときに絶対守るべきこと

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「歩行者に迷惑をかけないために」というのも当然すぎるくらい重要な大義ですが、それと同じくらい「自分の身を守るために」細心の注意を払いながら自転車に乗るようにしましょう。

交通ルールを守る

当たりまえすぎることですが、じゃあ実際私が自転車に乗るときに交通ルールを意識して乗っていたかというと、実はそうでもありませんでした。完全に自転車は歩きの延長みたいな感覚でした。言い訳ではなく、実際そういう人も多いのではないかと思います。

だからこそ、当たりまえの交通ルールをしっかり守るだけでも、安全性はぐっと増すのではないでしょうか。

・歩道ではスピードを落として車道寄りを通る

・人が多い歩道や横断歩道では自転車を下りて押して歩く

・暗くなったらライトを点灯

・スマホを見ながらの運転禁止

・イヤホンで音楽聴きながらの運転禁止

・飲酒運転禁止

・二人乗り禁止

・傘をさして運転禁止

・信号無視禁止

・交差点は必ず一時停止

ちょっと周りを見渡すと、これができていない自転車がいかに多いか分かります。他人の運転にどうのこうのと口を出すと余計なトラブルに巻き込まれかねないこのご時世ですので、せめて自分の身を守るために自分でこうした安全策をとるようにしましょう。ルール順守=安全確保への近道です。

保険に加入しておく

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自動車の場合には、ほとんどの人が任意の自動車保険に入りますよね。仮に任意の自動車保険に入らないとしても、最低限「自賠責保険」への加入は義務付けられています。万が一事故を起こしてしまって多額の保険料の支払いを命じられたとしても、最悪の場合自賠責で賄うことができます。

ですが、自転車の場合はどうでしょう?そもそも自転車保険に入っている人というのが少ないのではないでしょうか。ほとんどの人が、自分が自転車で加害者となって数千万円の賠償金を支払わなければならない状況に陥る可能性というのを想定していないのです。

自転車に乗る以上は、重大な事故を起こす可能性はゼロではありません。なので、相手を死傷させてしまうという最悪の場合を想定して、その際に補償を受けられる保険に加入しておくべきでしょう。

保険を考えるときに重要なのは、「個人賠償責任保険」「傷害保険」「示談交渉サービス」の3点です。

個人賠償責任保険とは、事故を起こして相手にケガを負わせたり死亡させてしまったり、また障害が残るなどした際に、賠償として相手に支払う金額を補償してもらえる保険です。上で書いた判例のように、相手が死亡してしまったり重い障害が残ってしまった場合には数千万円~1億円近くという高額の賠償を命じられるケースがあるため、自転車を乗っている人にとっては絶対に必須の保険です。最低でも1億円の補償を受けられるプランにしましょう。

傷害保険とは、事故などによってケガをした場合に支払われる保険です。事故を起こした相手に対する保険ではなく、あくまで自分のケガに対しての保険です。治療費・通院費・入院費や、万が一事故で死亡してしまった場合の補償がされるのです。すでに単体で傷害保険に入っている人や、生命保険などの特約で傷害保険に入っている人もいると思いますので、もう一度自分が今入っている保険の内容を確認してみてください。もしまったく傷害保険に入っていない場合には、なんらかの形で加入しておくようにしましょう。

示談交渉サービスとは、その名の通り保険会社が被害者との間に入って事故の示談交渉をしてくれるというサービスです。これは「個人賠償責任保険」についてくるもので、必ずこのサービスがついている保険を選ぶようにしましょう。自分で事故の示談交渉をするのは正直言ってハードルが高いです。

保険の加入方法はいろいろありますが、どんな組み合わせをするにしてもこの3点をカバーできる形で保険を選ぶようにしましょう。

自転車保険に加入する

生命保険や自動車保険、火災保険なども含めてまったく保険に加入していない人であれば、自転車保険に加入するのが手っ取り早いでしょう。

「個人賠償責任保険」と「傷害保険」がセットとなっていて、事故を起こしてしまった際の相手方への賠償、示談交渉の代行、また自分の治療費や入院費などが補償されます。

1か月あたりの保険料は300円~1,000円程度のところが多いようです。

すでに加入している保険(生命保険・自動車保険・火災保険など)に特約を付ける

自転車保険に改めて加入しなくても、すでに加入している保険に「個人賠償責任特約」を付けることで、自転車事故を起こしてしまったときに相手方への損害を補償してもらえます。もちろん、生命保険などに「傷害保険」を特約で付けることで自分のケガなどの治療費もカバーできます。

ただし、保険会社によってはこうした特約がない商品もありますので、一度今入っている保険に確認をしてみましょう。もし個人賠償責任保険を特約で付けられる場合には、示談交渉サービスもついているか確認するようにしてください。

個人賠償責任保険のみなら、月々100円台から付けられて補償が最大1億円というものもあります。なので、すでに色々と保険に入っている人は、このように特約をつける形を検討してみるのがよいでしょう。

クレジットカードに「個人賠償責任保険」を特約でつける

クレジットカード付帯の保険というのもありますが、無料で付帯する保険は海外旅行保険ぐらいです。

この付帯保険とは別に、特約という形で個人賠償責任保険をつけることができるクレジットカードがあります。

現在確認できるのは、

・三井住友VISAカードのポケット保険 自由設計コース

・JCBトッピング保険 日常生活賠償プラン

・イオンカード 日常生活賠償プラン

・セゾンカード ご迷惑安心プラン

ただし、セゾンカードのご迷惑安心プランは示談交渉サービスがついていないのであまりオススメできません。

それ以外の三井住友VISAカードポケット保険、JCBトッピング保険、イオンカードは月々100円台~200円台で個人賠償責任保険+示談交渉サービスを付けることができ、補償額も1億円(三井住友VISAカードのポケット保険は2億円・3億円のコースもある)つくので十分と言えます。

傷害保険には別で入っている人は、このようにクレジットカードの特約で個人賠償責任保険を付けるというのもアリです。

ただ、そもそも傷害保険に入っているのであれば、それに(もしくは傷害保険を特約でつけている生命保険や自動車保険・火災保険などに)個人賠償責任保険を特約で付ければいいという気はします。わざわざクレジットカードにつけなくても。

TSマーク付帯保険に加入する

TSマークとは、自転車安全整備士という専門の資格を持った人が点検整備した自転車に付けてもらえるマークです。きちんと安全な整備を受けた自転車ですよ、という証明となるマークとも言えます。

実は、このTSマークには傷害保険と賠償責任保険が付いています。ただし、ふつうの保険と違って「保険料」という概念ではなく、自転車安全整備士による有料の点検を受けることでTSマークが付与される=保険も付くということです。TSマーク(保険も)は「人」に対して与えられるのではなく、「自転車」に対して与えられるという点も一般の保険とは異なります。対象はあくまで自転車。

TSマークには、第一種TSマーク(青色マーク)と第二種TSマーク(赤色マーク)があり、補償の内容が異なります。個人賠償責任保険の補償だけで見ると第一種(青色)は1,000万円、第二種(赤色)は5,000万円。断然、第二種(赤色)にしておいた方がいいと思います。

自転車の整備をきちんと行うという意味ではオススメですが、第二種でも補償額が5,000万円までなので、そこは別の保険でカバーしておいた方がいいかもしれません。

車道を走るときにも十分な注意を

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ここまで、「自転車=加害者」となる危険性をふまえて、自転車に乗る際に気を付けるべきことを書いてきました。ですが、いったん車道に出ると今度は「自転車=車の事故の被害者」になる可能性がグッとあがるのです。

上にも書いたとおり、自転車は車道の左側を走るのが原則。「車道を通るのはなんとなく怖い」という感覚は分かりますが、実際には車がちゃんと自転車の存在を認識してさえいれば、そこまで恐れることはありません。

一番怖いのは、車から見えないこと。車の死角に入ってしまったり、横から急に車道に飛び出したり、夜間に無灯火で車道を走ったりすることです。車に自分の存在をしっかりアピールしながら走るようにしましょう。

また、最近は子供のヘルメット着用は一般的に浸透してきたかんじですが、本当は大人だってヘルメットをかぶった方が断然安全性は増すんですけどね。特に、車道をメインで走る場合はヘルメットをかぶった方が絶対いいです。最初は抵抗があると思いますが、かぶっていると慣れます。スーツ+ヘルメットだって、今どきはそんなに変な組み合わせではありません。自転車通勤のアメリカ人ビジネスマンみたいじゃないですか!?

本気のサイクリストみたいな速そうなヘルメットはやっぱり恥ずかしいというなら、ヘルメットらしからぬこんなタイプのものもあります。これなら街乗り自転車でも全然違和感ありません。

さらに言えば、後方を確認するためのバックミラーを付けるとなおよいです。路駐の車をよけるときなど、車道上で自転車を走らせながら後ろを振り向いて車が来ていないか確認するという動作はけっこう危険です。バックミラーを付けていれば、前を向いたままで後ろの状況を確認できるわけですから、安全性はアップします。

そして、そもそも路駐の車が多かったり、大型トラックなどがガンガン走っているような道路の場合は、遠慮せずに歩道を通るようにしましょう。ただし、もちろん徐行で。

歩行者の立場から気を付けること

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最後は歩行者の立場から。歩道を自転車が走っている以上は、歩行者は自転車事故の被害者になる可能性があるというわけです。

自転車に乗っている人が、全員交通ルールをきちんと守って、しかも歩行者に気を使って通行してくれればいいのですが、残念ながらそんな人ばかりではないのも事実です。

なので、歩行者側もできるだけ事故に巻き込まれないように注意を払う必要があります。

歩道を通行する自転車とは距離を保って歩く

自転車と歩行者ではそもそもスピードに差があります。君子危うきに近寄らずではありませんが、スピードをあげて走る自転車は急に止まったりハンドルを切ったりするのが難しいので、そういった自転車が視界に入ってきたら「近づかない」または「距離を保つ」ことが大事です。

現実的には、歩道を歩きながら常に前後左右360°全方位に危険な自転車がいないか気を配り続けることは不可能です。なので、せめて前方や交差点での横から出てくる自転車の動きには注意するようにしましょう。身を守るためには、歩きスマホなんてもってのほかです。

歩行中に自転車事故にあった場合は必ず警察を呼ぶ

十分に気を付けていたつもりでも、歩行中に自転車とぶつかってしまった場合。

たとえ転倒してケガをしたとしても、その場でしっかりと相手方を押さえずに逃げられてしまったら、車の事故と違ってあとから事故を立証することが非常に難しくなってしまいます。自転車にはナンバープレートもついていませんので、相手の特定も難しいですよね。

なので、自転車事故にあった場合には、できれば周りの人を巻き込んででも相手方をその場から逃がさないようにしましょう。そして、必ず警察を呼んで交通事故証明書を出してもらいましょう

交通事故証明書がないと、治療費などを相手方や保険会社に請求しようとしても、なかなか手続きをしてもらえない可能性があります。

傷害保険に加入しておく

自転車に乗る側の立場に立てば、万が一自転車事故の加害者となってしまったときのために「個人賠償責任保険に加入しておく」というのが必須であることは上で書いたとおりです。

逆に被害者になった場合の立場で考えると、万が一相手方(自転車側)が個人賠償責任保険に入っていないために十分な補償がされなかったり、またはひき逃げされてしまったりといった最悪の場合を想定すると、「傷害保険に加入しておく」というのは最低限の保身であるとも言えます。

車の事故の場合には、相手は最低でも自賠責には加入しているはずなので、任意の保険に入っていない場合でも補償はうけられます。また、万万万が一自賠責にも入っていない車による事故やひき逃げ事故にあってしまった場合には、政府保障事業というものによって、自賠責保険と同額を上限とした救済措置(政府からお金が出る)を受けることができます。

ですが、自転車事故の場合は自賠責のような強制的な保険加入もなければ、ひき逃げなどで救済されるような措置もありません。まさに、自分の身は自分で守らなくてはならないのです。

この場合も、すでに加入している保険があれば、それに特約で傷害保険を付けるというのが一番手っ取り早く、しかも安く済むはずです。

自転車でも歩行者でも、周りに気を配って通行するクセをつけよう

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自転車でも歩行者でも、最低限の交通ルールを守るのは当然なのですが、かと言って交通ルールを守ってさえいれば安全かというと、まったくそんなことはありません。

加害者にも被害者にもならないためには、周りに気を配って通行するクセをつけるようにしましょう。歩きスマホで前を全然見ていなかったり、逆にたとえ目は前方をしっかり見ていても、必死の形相で猛スピードで自転車を一心不乱に走らせていたりすると、事故を起こす確率はグンとあがってしまいます。

そして、万が一事故を起こしてしまった・事故にあってしまった場合のことを考えて、最低限の保険に加入しておくようにしましょう。もし大きな事故を起こしてしまい、数千万円の賠償を命じられても、保険に入っていないとまず支払えません。支払いができなくて破産なんてことにもなりかねません。また、逆に事故にあっても加害者から補償が十分にされずに、重篤なケガを負ってさらに莫大な治療費も自腹なんてことになったら踏んだり蹴ったりです。

自転車はファッション的な流行だけでなく、実はとても優秀な「エコな乗り物」なのです。排気ガスは出ませんし、渋滞も起こしません。しかも健康にもいい。そう考えると、自転車に乗るメリットはとても大きいですよね。免許もいらず、誰でも乗れるこの便利でエコな乗り物のメリットを最大限に活用したいものです。そのためには、なにはともあれ「安全運転」です!

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