魅惑のやわもち「伊勢うどん」~東京で、全国で、本場クオリティの伊勢うどんを味わうには

「伊勢志摩サミット」の開催で、日本だけでなく世界にその名を知らしめることとなった三重県伊勢市

もちろん、かの有名な「伊勢神宮」がある街です。伊勢神宮とは、天照大神を祀る日本中で最も格が高い神社。江戸時代には「お伊勢参り」として何百万人もの人が伊勢詣でをしたという記録もあるくらい、昔から日本有数の観光スポットなのです。近年では「パワースポット」的な意味で若い人たちにも人気がありますね。

そんな伊勢の名物と言えば、ちょっと前までは「赤福」くらいしか思いつきませんでした。ですが、近年メキメキと頭角をあらわしているのがご当地うどんである「伊勢うどん」です。

ご当地うどんとしては圧倒的な強さと人気を誇る「讃岐うどん」にせまる勢い(あくまで、勢い)で徐々にその認知度を拡大している「伊勢うどん」。

讃岐うどん好きならビックリしてひっくり返りそうな究極の「やわらか麺」を東京でも食べられるということで、ついに食すことができました。

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湯島「二代目甚八」で初めての伊勢うどん

最近東京でも伊勢うどんを食べられるお店が増えたようです。

その中でも一番本格派っぽい感じがしたので、この湯島というか本郷というかにある「二代目甚八」で伊勢うどん初体験をすることにしました。

なぜ本格派っぽい感じがしたかというと、他のお店はどちらかと言うと居酒屋やバーのランチタイムに伊勢うどんを提供しているところが多いのに対し、こちらは正真正銘の「うどん屋さん」だからです。

東京メトロ丸の内線・都営地下鉄大江戸線の「本郷三丁目」駅で下車して、歩くこと10分弱。細い道が交差する静かな一角に「二代目甚八」はありました。

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伊勢志摩サミットの告知で、地元PRもしっかり。

「釜玉」や「きつねうどん」も美味しそうですが、やはりここは「伊勢うどん」一択です!初心者なので、とにかく王道で。

とにかく「伊勢うどん」を注文!

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讃岐うどんのお店のようにセルフをイメージしていたのですが、店に入るとそのまま席に案内されました。セルフではなく着席オーダー方式なんですね。

店の中は割と広く、40~50席くらいはあったでしょうか。私が訪れたのは午後1時半くらいですが、約半分くらいは席が埋まっていました。近くのサラリーマンやOLさんが多かったですね。

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紙っぺラ1枚のお品書き!ちょっと汚れが気になりますが(笑)、読めれば問題ありません!ちなみに、店内はシンプルですが清潔ですのでご安心を。

ちなみに、メニューにある「伊勢うどん」はその名の通り伊勢うどんなのですが、それ以外の釜玉とかきつねうどんとかカレーうどんとかで使われているうどんは、伊勢うどんでもなく讃岐うどんでもなく、いわゆる普通の「おうどん」だそうです。聞いてみてよかった!それはそれでおいしそうですが、伊勢うどんを目的として来店するなら、必然的に「伊勢うどん」一択になるのです。

また、この「二代目甚八」では、うどんの他に「お野菜ビュッフェ」というおいしい新鮮野菜食べ放題があります。うどんと一緒に頼むと190円(税抜)という格安価格。お野菜ビュッフェのみだと470円(税抜)ですが、うどん屋さんにきてうどんを注文しない人はいないと思うので、たった190円追加でおいしい野菜が食べ放題というわけです。

これは、文京区の「ハピベジ」というプロジェクト(区民による野菜メニューの提案・普及事業として立ち上げた重点施策、ということらしいです)に参加したメニューのようです。

店内を見るとけっこう若い女性のお客さんが多く、彼女たちはほぼこの「野菜ビュッフェ」を食べていました。

野菜ビュッフェと同じくらい私が気になったのが「野菜天の盛り合わせ」260円(税抜)。どちらにするかさんざん悩んだ結果、野菜天の盛り合わせにしました。

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10分弱くらいで「伊勢うどん」と「野菜天の盛り合わせ」が運ばれてきました。うどんはこれで「並盛(400g)」なのですが、かなり量があります。食べごたえは十分。

ちなみに「小盛」という選択肢もあるので、女性など食がそんなに太くない人は小盛で十分ではないでしょうか。私の向かいにあとから来た女性は小盛を頼んでいました。逆に「これでも足りない」という人は「大盛」に挑戦してみましょう。プラス120円かかるようですけれど。

小盛が300g、並盛が400g、大盛はなんと600gだそうです。

これが伊勢うどんの正体!

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想像していたよりはやや麺が細いです(それでも太いですが)。讃岐うどんより1.5回りくらい太いという感じ。そしてこちらは噂に違わぬ濃い色のたまり醤油のたれ。鰹節と刻みねぎとゆずの薬味でシンプルにいただきます。

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たれを混ぜてみると、本当に黒いことがよくわかります。焼きうどんではないかと思うくらい、黒いです。ものすごく濃い味のイメージです。

おそるおそる口にしてみると、コクはあるのに見た目ほどしょっぱくありませんでした。味はしっかりついていますが、意外とさっぱりと食べることができます

そして、主役の麺はと言うと… 初めて食べた伊勢うどんは、たしかにとってもやわらか食感なのですが、思ったよりはしっかりとした弾力を感じました。ただ、讃岐うどんのコシのようなものを想像すると全く違います。一言で表現するなら「もっちもち」。たしかにそれはコシとは違うのかもしれませんが、ただやわらかいだけの麺ではなく、このもっちもち食感のおかげである程度の噛みごたえをキープしている感じです。やわらかいのに弾力があるんです。

実は、私が想像していたのは、もっと太くて言い方は悪いですが「ゆですぎブヨブヨ」みたいな麺だったので、その点、いい意味で予想を裏切られたと言えるでしょう。

うどんに限らず「やわやわ」とか「もっちもち」といった食感が好きな人なら、絶対に一度は試した方がいいです。「やわやわ」「もっちもち」に加えて「ぷるんっ」とした食感も病みつきになります。

ゆずの香りも爽やかなアクセントとしていい働きをしていますね。

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そして、ちょっとびっくりしたのが野菜天のおいしさ!これ、本当においしかったです。緑の野菜(何だか分かりませんでした…笑)、ナス、さつまいも、エリンギ、にんじんの5種類。薄めの衣は、サックリしながらもややしっとりで、軽い食べ心地。そして中の野菜のみずみずしさはしっかりキープ。これで260円というのはおトクすぎます。素材の野菜もそもそもおいしいのでしょうが、それ以上にこれは揚げ方がものすごく上手ですね。

伊勢うどん+野菜天盛り合わせのセットで680円(税込みで735円)也。お腹もお味も大満足でした。

お会計のとき気づいたのですが、壁に有名人のサインが。よく見ると、フジテレビ「うちくる」の取材が入ったようです。5月29日(だったかな?)の放送でこの「二代目甚八」が取り上げられるそうですよ。

二代目甚八住所:東京都文京区本郷3-22-9-1F

TEL&FAX:03-3868-2819

営業時間:11:00~21:00(大型連休を除く)

本場伊勢&東京以外で伊勢うどんを食べるには?やっぱり通販ですね

そして、二代目甚八へ行った翌日。家の近所のスーパーで「全国うまいもの祭り」的なイベントを開催していて、そこでなんと伊勢うどんを発見。

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なんでしょう。偶然とは言えども何か運命のようなものを感じ、連チャンは承知でさっそく購入しました。はてさて、昨日食べた伊勢うどんと同じか、それとも違うのか。

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有限会社かいだ食品の伊勢うどんです。2食入り398円(税抜)で購入。1食分が200円くらいなので、当然お店で食べるよりは断然安いです。

私はスーパーのイベントで買いましたが、ふだんは伊勢うどんは売っていません。調べてみると、このかいだ食品の伊勢うどんは通販でも買うことができるようです。

通販なら、伊勢まで行かずとも、東京のお店に行かずとも、おうちで手軽に伊勢うどんが食べられますね。

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カロリーは一般的なうどんと同じくらい(当たり前ですが)。原料の小麦粉は三重県産のもののみを使用しているそうです。そして、絶対外せないたれのたまり醤油。他のものでは代用できません。作り方のところに、「このたれは湯でうすめないで下さい」と赤字で警告がされています。たしかにふつうの感覚で作ると、たれが濃いのでつい薄めたくなってしまいますから、こうした注意書きは必須でしょう(笑)

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麺とたれを取り出し、4分ほど熱湯で麺をゆでます。ゆであがったらしっかり湯切りをし、たれを絡めます。

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実は二代目甚八で「卵つけ忘れた~!」と後悔したので(卵大好き)、今度は生卵を割り入れてみました。ちなみに量は1人前200gだったので、二代目甚八の並盛の半分ですね。

そして、こちらの方が麺が太いです。非常に太いです。最初に私が想像していた「伊勢うどん」は、まさしくこのような麺です。ちょっとぶよぶよしてる感じです。

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混ぜたら卵は消えました(笑)。よく考えたら、たれの色は濃いけれどそこまで味が濃いわけではないので、別に卵でまろやかさを演出する必要もなかったのですね。それでも多少はマイルドさが加わった気がしなくもありません。薬味がなかったのが残念。

お味の方はと言うと… たまり醤油のたれは文句なしのコクです。これこそが伊勢うどんの味の決め手ですね。そして麺ですが、ものすごくやわらかいです。二代目甚八の伊勢うどんと比べると1.8倍くらいやわらかいです。讃岐うどんと比べると3倍くらいやわらかいですね。

そして、もちもち感はありますが、弾力はそれほどありません。太さも見た目も食感も、私が頭の中で思い描いていたものは、どちらかと言うとこちらのうどんに近いです。ぶよっとしていて、やわらかくて、弾力がないうどん。それがおいしいのかと問われると、はっきり言って好き嫌い分かれるところだと思います。ですが、それこそが伊勢うどん。やわらかすぎて、コシがないのが伊勢うどんのおいしさなのです。

讃岐うどんとはまったくの別物。こういう食べ物なんだと納得して食べるものですね。

ちょっと曖昧な言い方になってしまいましたが、うどんにコシを求める人には伊勢うどんは不向きです。

ちなみに、私は「コシ」の代表格である讃岐うどんが大大大好きです。また、のどごしの代表格である「そば」も大大大好きです。でも、その一方で「赤いきつね」も大好きなんです。もちろん伊勢うどんは「赤いきつね」とは全然違いますが(当たり前)、要するにコシやのどごしのある麺も大好きなのですが、「やわらかい」麺も好きなのです。昔給食に出たソフト麺とか本気で大好きですから。

なので、たとえ讃岐うどん至上主義者であったとしても、同時に「やわらかい食べ物も好き」というのであれば、伊勢うどんはけっこうツボに入ると思いますよ!

伊勢うどんのやさしさ

最後にひとこと。以前何かで読んだのですが、伊勢うどんがなぜこんなにやわらかいのかと言うと、江戸時代にお伊勢参りが盛んだったころ、長い距離を歩いて疲れ果てた参拝客が消化のよいものを食べられるようにと考えた結果、究極のやわらか麺になったというのです。

たしかに疲れた体や疲れた胃腸には、消化のよいやわらか麺は最適ですよね。

実際はこの説の真偽のほどは定かでないようですが、なんとなくこの説を信じたくなるのはそこに日本人の粋な心遣いとやさしさを感じるからです。

江戸時代の伊勢の人たちのやさしさをちょっとだけ感じながら、伊勢うどんを味わってみてはいかがでしょうか。

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