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フレッツ光&ひかり電話の解約方法&費用!アナログ戻しの費用と絶対確認しておくべき注意点

PC・スマホ

実家の両親がガラケーからスマホに変えたため、家のインターネット回線を解約しました。NTTのフレッツ光+ひかり電話の組み合わせだったので、フレッツ光を解約することで必然的に固定電話もアナログ回線(加入電話)に戻すことに。

ガラケー時代だと自宅のインターネット回線は不可欠でしたが、ネットはスマホ・しかもかけ放題プランに入っている場合には、逆に「固定電話はいざという時のために一応設置しておくだけだから、アナログ回線でいいや」という方も増えているのではないでしょうか。

そう考えると、時代は変わるものですね(笑)。一時はもう二度とアナログ回線なんて使うことないだろうくらいに思っていましたが、実際逆でした。

アナログ回線(加入電話)は、基本料金は1,450円~1,700円設置場所の等級によって変わる)とかなりお安いです。

通話料は「距離」によって変動するので、市内通話以外は高くなってしまいます(昔の通話料金体系ですね)。ただ、そもそもほとんどの電話はスマホからかけているので(かけ放題プランで何時間話しても定額)、緊急の時以外固定電話からかけることはないため、通話料が高くてもほぼ影響はありません。

両親ともにスマホ持ちになった今、どう考えても「ネット回線+ひかり電話」の契約をそのまま続けるよりも、「ネット解約+アナログ回線(加入電話)」に変えた方がおトクなので、さっそく手配をしました。

ここでは、簡単にその手順をまとめてみました。そして、実際「フレッツ光解約+ひかり電話からアナログ回線(加入電話)への変更」の手続きをやってみて、「これは気を付けるべし!」という点がいくつかありました。

注意点も細かく挙げてみたので、これからフレッツ光解約+アナログ回線復活を考えている方は参考にしてみてください。

 

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フレッツ光&ひかり電話の解約方法とアナログ戻しの手順

フレッツ光とひかり電話を解約する際の手順は次のとおりです。

1.116(携帯からなら0120-116-000)へ電話して、フレッツ光とひかり電話を解約し、アナログ回線に戻したい旨を伝える

2.今現在の回線の契約状況を調べてもらう(フレッツ光の違約金が発生しないかどうか。電話加入権はどうなっているか)

3.折り返し電話がかかってくるので、工事の日程を決める(フレッツ解約のみなら立ち合いの工事は必要なし。アナログ回線を復活させるためには立ち合いの工事が必要)。工事は平日のみです。

4.工事の際に立ち合う

5.借りている機器(モデムやアダプター・ケーブル類など、フレッツ光の接続のためにレンタルしていた機器一式)を返送する袋が事前に送られてくるので、工事が終わったらレンタル機器を袋につめて返却(ゆうぱっくの着払いの伝票が一緒に入っているので、送り返すのにお金はかかりません)

回線のアナログ戻しは、ひかり電話を解約して回線をアナログに戻す工事をしてもらうことで完了します。

 

フレッツ光&ひかり電話の解約とアナログ戻しをする際の注意点と費用

今回一通りの手続きをしてみて、いくつか注意したい点がありました。

NTT東日本の場合、電話加入権が消滅している可能性がある!?

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昔、世の中がアナログ回線のみだった時代、「電話加入権」という権利を持っていないと電話を引くことができなかったのを覚えていらっしゃるでしょうか(だから、アナログ回線の電話を「加入電話」と言うのです)。

ちなみに、ひかり電話はインターネット電話なので、この電話加入権が必要ありません。なので、ひかり電話に変更した際に電話加入権を「休止」にしている人がほとんどだと思います。

「休止」というのは、権利はあるが使っていない状態を指すと思うのですが、NTT東日本の場合には、休止状態が10年続くと申し出がない限り権利が消滅してしまうのです!ちなみに、NTT西日本の場合は休止は休止のまま、権利自体が消滅することはありません。東日本だけです。

以下、NTT東日本のホームページにある電話加入権についてのFAQから引用します。

Q. 電話の利用休止は、最長10年で解約となってしまうのですか?その場合、加入権はどうなってしまうのでしょうか。

 

A. 利用休止期間(5年)を経過しても、ご契約者様から利用休止期間延長、または加入電話等の再利用のお申し出がない場合は、NTT東日本でその期間を更に5年間自動的に延長させていただいております。
なお、休止工事日(または利用休止期間延長の手続き日)から10年間、お客様より上記のお申し出がない場合は、誠に申し訳ございませんが、加入電話契約(電話加入権等)は解約されたものとして取り扱わせていただきます。
但し、お客様からのお申し出により利用休止期間延長は何度でも承っておりますので、下記お問合わせ先へご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

※解約に際し、お客様への事前連絡は行っておりません。
※利用休止期間延長は、利用休止期間満了に伴う解約までいつでも手続きが可能です。
※現在、電話加入権を必要としない「加入電話・ライトプラン」「INSネット64・ライト」もございます。詳細は弊社担当者へお問合せください。

詳細に関するお問合せは、「116」にご相談下さい。

つまり、利用休止期間は5年間で、その後1度だけ5年間の自動延長はしてくれます(合計10年間)。ただし、1度の自動延長が終わると、自分から延長の申し出をしない限り権利は消滅しますよ、ということです。

そして、NTTからはわざわざ「もうすぐ自動延長の期間が終わりますよ、もし権利を保有し続けたいなら○月○日までに自動延長の申し出をしてくださいねー」とかいう親切なお知らせはしてくれないそうです。

権利を持ち続けたければ、自分でちゃんと自動延長が終了する日を覚えておいて、自分から連絡しなくてはいけないということですね。

そして、ひかり電話からアナログ回線に戻す際に、基本この電話加入権がまた必要になるのです。

もし電話加入権が消滅してしまっていた場合どうする?

もし権利が消滅してしまっていた場合、それでもNTTのアナログ回線を使いたければ2つ方法があります。

1.再度電話加入権を買う

2.「加入電話・ライトプラン」に申し込む

「加入電話・ライトプラン」とは、電話加入権なしでアナログ回線を使えるプランですが、実は基本料金がふつうの加入電話プランより毎月250円ほど高いです。1年間にすると3,000円。どっちにしても、余計なお金がかかりますね。

そもそも「ひかり電話」で新たに取得した番号の場合には?

昔から使っていた加入電話の電話番号ではなく、ひかり電話を契約した際に新たに取得した電話番号の場合にはまた注意が必要。

この場合、ひかり電話の番号にはそもそも電話加入権がついていません。しかも、もしアナログ回線(「加入電話」もしくは「加入電話・ライトプラン」)を新たに契約したとしても、ひかり電話で使っていた電話番号を加入電話にそのまま引き継ぐことができないのです。電話番号自体を新しいものに変えなければいけないということ。

電話加入権がまだ消滅していないかどうか、そしてそもそも電話加入権のある番号なのかどうかということをちゃんと認識していない場合が意外と多いはずです。一度、今使っている番号と電話加入権の存在を確認しておいた方がよいでしょう。

工事費用は実際に来てみないと分からない

今回お願いした工事は2種類ありました。インターネット回線の工事電話回線の工事です。これらは別物です。

このうち、インターネット回線の工事というのはフレッツ光を停止する作業です。フレッツ光の停止はNTT側の設定だけでできるので、基本的には実際に作業員が来て行う工事はありません。なので、工事費用も基本かかりません

電話回線をひかり電話からアナログ回線に戻す工事を行う場合には、実際に作業員が自宅に来て工事をします。こちらの工事は、もとの回線の状態などで作業量が変わるそうです。それによって工事料金も2,000円~10,000円(税抜き)くらいの幅があります

電話で工事の申し込みをした時点では、実際にいくらかかるのかは教えてもらえません。うちの場合は最低料金の2,160円で済みましたが、回線の状態が悪かったりするともっとかかることもあるようです。蓋を開けてみないと、いくらかかるか分からないということですね。

基本的にこの工事料金は、電話料金と一緒に後日請求されます。

フレッツ光の解約は解約金(違約金)に注意

フレッツ光を解約する場合には、契約時の条件によって解約金(違約金)が発生する場合があります。考え得る解約金(違約金)は以下のとおりです。

最低利用期間(たいてい2年)が設定されている契約の場合→期間内の解約には、違約金2,000円

(現在はNTTの直契約ではこの最低利用期間を定めた契約はないそうです。ただし、家電量販店などで契約した人は該当する可能性があります

NTT東日本「にねん割」の契約の場合→更新月以外の解約は、戸建タイプ:9,500円/集合住宅タイプ:1,500円

NTT西日本「光もっともっと割」の契約の場合→更新月以外の解約は、戸建てタイプ:5,000円~30,000円/集合住宅タイプ:3,500円~10,500円

NTT西日本「光はじめ割」の契約の場合→更新月以外の解約は戸建てタイプ:10,000円/集合住宅タイプ:7,000円

工事代金分割払いをしている場合→残金があれば解約時点で残りを一括請求

一番注意しなければならないのはNTT東日本「にねん割」/NTT西日本「光もっともっと割」「光はじめ割」です。

特に戸建ての場合は解約金が高額なので、できれば更新月に解約するとよいでしょう。

更新月はそれぞれ次のとおりです。

NTT東日本の「にねん割」の場合

契約の更新は2年ごとで、更新月は利用期間満了月の翌月と翌々月(契約月から数えて24か月目と25か月目)。たとえば、2018年3月10日に「にねん割」を契約した場合、解約金がかからない更新月は2019年、2021年…(以下2年ごと)の4月と5月になります。

NTT西日本の「光もっともっと割」の場合

契約の更新が「最初は2年、その後は3年ずつ」と少しイレギュラーです。最初の更新月は契約した月から数えて23か月目と24か月目ですが、2回目以降の更新月はさらにそこから35か月目と36か月目になります。

たとえば、2018年3月10日に「光もっともっと割」を契約した場合、解約金がかからない更新月は2019年、2022年、2025年…(以下3年ごと)の2月と3月になります(2月1日から3月31日までの間)。

NTT西日本の「光はじめ割」の場合

契約の更新は2年ごとで、更新月は利用期間満了月の当月と翌月(契約月から数えて23か月目と24か月目)。たとえば、2019年3月10日に「にねん割」を契約した場合、解約金がかからない更新月は2021年、2023年…(以下2年ごと)の2月と3月になります。

特にNTT西日本の「光もっともっと割」は戸建てタイプで最大3万円の解約金がかかりますので(3年目と6年目で解約したとき)、「こんなに解約金かかるなんて~!」なんてことになりかねないために注意が必要です。

いずれにせよ、実際にはいつ契約したかはっきり覚えていない場合が多いと思うので、事前にNTTに電話をして契約状況を確認し、解約金がいくらかかるのか、解約金が発生させないためにはいつ解約をすればいいのかなどを確認しておいた方がよいでしょう。

プロバイダの解約も忘れずに

フレッツ光を解約したらプロバイダも使わなくなるので、同時にプロバイダの解約も必ずしましょう。これを忘れると、気づかない間にプロバイダ料金だけ無駄に毎月払っていたなんてことにもなりかねません。

プロバイダとは、plalaとか、Biglobeとか、OCNとか、niftyとか、Asahi netなどのこと。フレッツ光を契約する際に、必ずどこかのプロバイダと契約をしているはずですので(そうしないとインターネットが使えない)、自分がどこと契約しているのかを確認してそのプロバイダに解約する旨を伝えましょう。

プロバイダによって解約の条件が異なるので、こちらも注意が必要です。2年縛りの契約になっていたり、割引サービスを受ける代わりに解約時に違約金が発生する場合もあります。プロバイダに電話をして確認をするようにしましょう。

料金は日割り計算

基本的に解約の日にちというのは工事をした日になります。月の途中で解約した場合には、料金は日割り計算となります。

電話機の設定に注意

これは、まれなケースかもしれませんが念のため…

原則としては、ひかり電話からアナログ回線に戻した際に、工事をした作業員は電話の発信と受信がきちんとできるかどうかの確認をすることになっているそうです。

それにもかかわらず、うちの場合はアナログ回線に戻したあとに固定電話からの発信ができない状態になっていました(受信はできた)。

実は、アナログ回線には「ダイヤル回線」「プッシュ回線」の2種類があります。アナログ回線に戻す際に、「ダイヤル回線」にするか「プッシュ回線」にするか自由に決められるのですが、今回うちの場合は「プッシュ回線」を選んでいました。

そして、電話がかけられないというので調べてみたところ、その原因は電話機が「ダイヤル回線」の設定になっていたことでした。この場合、電話機も「プッシュ回線」の設定にしないと受信はできても発信はできないのです。

古い電話機だったので、型番を調べてメーカーに設定の仕方を教えてもらい、自力で「プッシュ回線」の設定に直してやっと発信ができるようになりました。

ここで疑問が。回線工事の際、最終的に作業員が自宅の電話機で「発信」「受信」がきちんとできるかどうかのテストをすることになっているとNTTからは言われました。この確認作業の時点できちんと発信できていたならば、電話機の設定は正しく「プッシュ回線」になっていたはず。ですが、実際に親から「電話をかけられない」と連絡があった時点では電話機の設定は「ダイヤル回線」でした。うちの電話機の場合は「ダイヤル回線」と「プッシュ回線」の切り替えがけっこうややこしい段階を踏まないとできないようになっているので(ボタン一つで切り替わるわけではない)、せっかく作業員が「プッシュ回線」に設定してくれたのに、親が間違えて「ダイヤル回線」の設定に戻してしまったということはほぼ考えられません。

まあ、あとで「やった/やってない」の論争をするのも不毛ですし、かと言って、工事の人が帰ってしまったあとに「あれ?やっぱりかからない!?」ということになって、原因を調べて自分でまた設定をし直すというのも面倒な話です。実際面倒でした。

なので、こうした手間をさけるためにも、電話機が本当にちゃんと使えるようになったのか・発信も受信もちゃんとできていのるかを、必ず自分の目の前で作業員に確認してもらうようにしましょう。

 

やめてみると逆にいろんな選択肢があることに気付く

今回両親のスマホ導入によって思い切ってフレッツ光を解約してみて分かったことは、意外と他の選択肢も多いんだなということです。

パソコンでのインターネット作業をほとんどしない人ならば、このご時世固定のインターネット回線は必要ないという方も多いはず。思い切ってやめてみると、「こんなに節約になるのかー」と思ったり、もしまた自宅にインターネット回線を引くとしてももっと安い回線にしたり、モバイルルーターにするという選択肢もできるわけです。

「安いところに乗り換えたいけど、すべてのインターネット回線サービスを比べるのは無理…」という人は、ネット一括比較サービスを使ってみてはいかがでしょうか。料金・通信速度・キャッシュバックなどすべてひっくるめて、こちらの要望に合った回線を提案してもらえます。

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上に書いてきたように、解約時には注意した方がいい点がいくつかあります。意外と自分の契約内容について覚えてないもんだなと思わされることも多いはず。しっかり確認をしたうえで、解約+契約内容の変更にのぞみましょう!

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